オータムセールが行われる
今年最後の競走馬市場「オータムセール・サラブレッド1歳」が新ひだか町の北海道市場で10月5日から3日間のスケジュールで行われた。
北海道市場からはホッコータルマエ(チャンピオンズカップ(G1))やモーリス(安田記念(G1))ディアドムス(全日本2歳優駿(Jpn1))といった活躍馬が輩出されており、このオータムセールからもクリノスターオー、クロスクリーガーらJRAの重賞勝馬が出ているなどの後押しもあって前年を大きくうわまわる好調な市場が展開された。
3日間を通して656頭(牡279頭、牝377頭)が上場され、432頭(牡204頭、牝228頭)を売却。上場頭数が47頭少なかったために売却頭数は4頭減だったが、前年比3.83pt増の65.85%の売却率を記録。結果、246,477,600円増の1,476,900,000円を売り上げた。
セール終了後、木村貢組合長は「私たちの予想を超える数字となりましたこと、購買者の方々に厚く御礼申し上げます。まだまだ至らぬ点もあるかと思いますが、これからも北海道市場をご支援ください」と好調だった市場をふりかえった。
最高価格となったのは日高町のダーレー・ジャパン・ファーム生産のNo.261「ラヴァリーノの2014」(牡、父ストリートセンス)。おじにスリップストリーム(独G2ベルリンブランデンブルクトロフィ、仏G1ジャンプラ賞2着)、おばにポルトボヌール(米G2ファーストフライトH、米G3ヴィクトリーライドS)らがいる血統。増田雄一氏が19,440,000円で落札した。
これに続いたのは社台ファームが生産したNo.350「ゴールデンプライズの14」(牝、父キャプテントゥーレ)。おじにタッチミーノット(中山金杯(G3))がいる血統で、原禮子氏が16,200,000円で落札している。
3番目は同じダーレー・ジャパン・ファーム(有)生産の2頭が並んだ。No.355「サイレントセンティネルの2014」(牡、父ストリートセンス)とNo.474「フィンランディアの2014」(牝、父ストリートセンス)が、ともに15,120,000円で落札された。
なお、JRA日本中央競馬会は2頭を総額12,204,000円で。石川県馬主協会は6頭(牡2、牝4)を20,088,000円で落札している。
オータムセールをもって、今年度の北海道市場は全日程を終了。2歳トレーニングセール、セレクションセール、サマーセール、オータムセールの4市場で、1576頭を売却。前年を10億円以上うわまわる8,413,200,000円を売り上げた。
●せりの詳細な結果については、こちらをご覧ください。
→http://www.jbis.or.jp/seri/2015/11B4/