馬産地ニュース

胆振軽種馬農業協同組合青年部が第2回研修会

  • 2015年09月30日
  • 胆振軽種馬農業協同組合青年部グループの第2回グループ研修会
    胆振軽種馬農業協同組合青年部グループの第2回グループ研修会
  • 講師を務めた前酪農学園大学特任教授の前田善夫氏
    講師を務めた前酪農学園大学特任教授の前田善夫氏
  • 放牧地の硬さを調べる研修会出席者
    放牧地の硬さを調べる研修会出席者

 9月29日、胆振軽種馬農業協同組合青年部(上水厚部長)は、虻田郡洞爺湖町にあるレイクヴィラファームにおいて、平成27年度軽種馬経営高度化指導研修事業によるグループ研修、胆振軽種馬農業協同組合青年部グループの第2回研修会を実施した。

 研修会は同青年部グループと日本軽種馬協会の共催で6月に続き2回目。第2回研修会は「土壌診断と草地診断」をテーマとし、青年部員や牧場スタッフのほか、講師として前酪農学園大学特任教授の前田善夫氏、アドバイザーとしてファームコンサルタントの三浦久延獣医師、ホクレン農業協同組合連合会から生産資材課特任技師の梶田和典氏、生産資材課の小野貴裕氏、胆振農業改良普及センター主査の浦部みむね氏など約40人が出席した。

 研修会の開催にあたり上水厚部長は「本日はお忙しいなか研修会に出席していただきありがとうございます。また、研修場所を提供してくださったレイクヴィラファームの岩崎義久様には厚く御礼申し上げます」とあいさつ。最初は第1回に引き続き、前田善夫氏が講義を行った。

 「土壌診断と草地管理」を演題とした講義で前田氏は、土壌診断の方向性、草地管理の処方を説明。スライドでさまざまなデータを示して、土壌診断は経営改善の役割を担っていることを強く訴えた。

 休憩を挟んでからは、レイクヴィラファームの放牧地に出向き実習。アドバイザーや講師の指示を仰ぎながら、土壌分析を行うための土壌サンプルの採取、放牧地の硬さのチェック、雑草と牧草の見分け方などを専門の器具を使って学習した。

 実習後は再びレイクヴィラファームの事務所に戻り、出席者からの質問に答える形でディスカッションが行われた。

 第3回研修会は11月に開催予定。今回採取した土壌サンプルの分析結果をもとに、結果分析の見方と活用法、改善方法などについて学んでいくという。