JRA北海道シリーズの札幌開催が終了
9月6日、2015年度のJRA北海道シリーズの札幌開催が12日間の開催日程を終了。開催最終日となる6日には人気お笑いトリオ「ロバート」のトークショーや若手ジョッキーとの握手会、馬場開放などが行われ、今年最多となる3万7105人の競馬ファンが詰めかけた。
入場無料、フリーパスの日となったこの日は、好天にも恵まれ開門前から多くの競馬ファンが正門の前に列を作り、予定時間を早めて開門。待ちわびたファンは思い思いの場所で競馬を楽しんだ。
2歳オープン競走「すずらん賞」は2番手を進んだ1番人気のオデュッセウスが早め先頭から押し切る競馬だったが2着にはインコースから足を伸ばしたフレンチイデアルが入って道営ファンを沸かせた。
メイン競走「丹頂ステークス」は圧倒的人気を背負ったタマモベストプレイが押し出されるように2周目向う正面で先頭にたってざわつく場内の中ヒラボクディープが鮮やかな追い込み勝ちを決めた。応援に来ていた下河辺牧場の下河辺隆行さんは「ジョッキーが上手に乗ってくれました。嬉しい勝利です」と声を弾ませていた。
また最終レース終了後には札幌開催のリーディングジョッキーの表彰も行われ、19勝をあげた福永祐一騎手が、2年連続で札幌開催のリーディングジョッキーに輝いた。
福永騎手は「まだとりこぼしもあって、満足できるものではないですが、一定の数字が出たのはよかったです。今年は1800勝も達成できましたし、1900勝、2000勝もこの競馬場で達成したいです。札幌競馬場はぼくにとって最高の競馬場です。現状に満足することなく、より高みを目指して、みんなで競馬をより盛り上げたいと思います。今後も応援よろしくお願いします」とコメントした。
その後、馬場開放と「ロバート」の3人、菱田裕二、井上敏樹、加藤祥太の若手ジョッキーとの握手会が行われ、長蛇の列が出来ていた。コースに入ったファンは、設置されたゲートの大きさに驚いたり、芝やダートの感触を楽しんだ。
なお、12日間を通しての入場者数は21万1794人を記録。14日間だった昨年と比較はできないが、多くのファンが競馬場を楽しんだ。売得金は671億674万3,200円。昨年に迫る売り上げを記録した。