馬産地ニュース

JRAのサマーセール購買馬がJRA宮崎育成牧場に移動

  • 2015年09月04日
  • マイクロチップ検査を受けるJRA購買馬
    マイクロチップ検査を受けるJRA購買馬
  • 輸送用プロテクターを巻かれて馬運車に乗り込む
    輸送用プロテクターを巻かれて馬運車に乗り込む
  • 宮崎育成牧場には3台の馬運車に分乗して輸送
    宮崎育成牧場には3台の馬運車に分乗して輸送

 9月1日、JRA日本中央競馬会が北海道サマーセールで購買した1歳馬12頭が、宮崎県宮崎市にあるJRA宮崎育成牧場に移動した。

 JRAは新ひだか町静内の北海道市場で8月24日から27日にかけて開催され、売却総額3,788,208,000円(税込、以下同)、売却率65.54%と、過去最高の成績を収めた北海道市場サマーセールにおいて、牡29頭、牝26頭の合計55頭を総額340,632,000円で購買。そのうちの12頭が宮崎育成牧場で育成調教されることになった。

 宮崎育成牧場への移動が決まった12頭は、北海道市場の馬積み下ろし場に集合。JRA日高育成牧場から積み込まれたJRAホームブレッドなど3頭とともに、3台の馬運車に分かれて乗り込んだ。馬運車は函館からフェリーで海を渡り、3日の午前中に宮崎育成牧場に到着した。

 購買馬の引渡しに立ち会った宮崎育成牧場業務課の岩本洋平育成係長は「サマーセールで購買した12頭はこれから8か月間、JRA育成馬として宮崎育成牧場で育成調教させていただきます。来年のブリーズアップセールでは、皆様にすばらしい姿をお披露目できるよう頑張っていきます」とあいさつ。そのまま馬運車に乗り込み、購買馬とともに宮崎へ向かった。