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「第27回馬に親しむ日」が開催されました~南九州連絡センター

  • 2015年09月01日
  • 東京行きのチケットを手にプレゼンターの木之前葵騎手と記念撮影する福元願くんとサツマヨカニセ関係者
    東京行きのチケットを手にプレゼンターの木之前葵騎手と記念撮影する福元願くんとサツマヨカニセ関係者
  • ポニーレース(決勝)の模様
    ポニーレース(決勝)の模様
  • 軽種レース8連覇を達成したイシノナイトと関係者
    軽種レース8連覇を達成したイシノナイトと関係者
  • 軽種レースの模様
    軽種レースの模様
  • 来年雪辱を期す長谷川蓮くんとスマイル
    来年雪辱を期す長谷川蓮くんとスマイル

 8月30日(日)、JRA宮崎育成牧場で「第27回馬に親しむ日」が開催されました。

 会場では流鏑馬演技、ホースショー、乗馬試乗会など馬にまつわるイベントが盛りだくさん。なかでも注目は、子どもたちによるポニー競馬選手権で10月11日(日)に東京競馬場で行われる「第7回ジョッキーベイビーズ(直線芝400m)」の九州地区代表決定戦です。

 午前に予選2レース(直線ダート200m)が行われ、それぞれのレース上位3頭が午後の決勝レース(直線ダート350m)に駒を進めました。

 決勝戦ではスマイル(長谷川蓮くん<小学6年生>騎乗)が好スタートを決め先頭に、2番手からサツマヨカニセ(福元願くん<小学6年生>騎乗)が猛追する展開、2頭が併入する形でゴールすると接戦の末サツマヨカニセがスマイルを僅差差し切り、見事に東京競馬場行きのチケットを手にしました。

 福元願くんは4回目の挑戦で悲願の初優勝を果たし、見事本戦へのチケットを手にしました。「少し出遅れたけど、勝ててよかった。今度は東京で勝てるように頑張りたい。」と本戦への意気込みを語りました。

 惜しくも2着に終わった長谷川蓮くんは昨年からこの大会に参加、今年が2回目の挑戦となりました。夏休みの期間中1日も休まずに猛練習をしたそうです。「負けたのは悔しいけど、また来年挑戦します。」とサバサバした表情…。彼らの将来の夢はJRAのジョッキーになることだそうです。

 また、軽種のレース(ダート1600m)も行われ、現在7連覇中のイシノナイトも参戦、レースでは2番手を追走すると3コーナーから徐々に進出、直線に入ると並ぶまもなく前を捉え、余裕のゴール。前人未到ならぬ前馬未到の8連覇を達成しました。

 イシノナイトは現在19歳、関係者は「今回は強敵がいて記録更新はどうかなぁと不安でしたが本当に強かったです。このまま10連覇までは頑張って欲しい」と彼の偉業を称えました。

 さらにこの日はスペシャルゲストとして地元宮崎出身の女性騎手木之前葵騎手が来場。彼女は現在名古屋競馬を中心に活躍中で6月には通算100勝を達成、また5月に行われた「英国レディースワールドチャンピオンシップ」で見事優勝するなど日本を代表する女性騎手で、トークショーやプレゼンターなどイベントに花を添えました。

 夏休み最後の日曜日、天候が心配されましたが普段目にすることのない馬をひと目見ようと多くの家族連れが訪れ、馬とふれあいました。