8月6日、白老町の胆振軽種馬農業協同組合中･西部振興会(徳武英介会長)が主催する｢ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター観戦バスツアー｣が開催された。

　このバスツアーはホッカイドウ競馬の支援と新規ファン獲得を目的とする、中･西部振興会の一大事業。2009年から毎年実施し、2年連続で単年度収支黒字化を達成したホッカイドウ競馬のV字回復に大きく貢献してきた。

　ツアーはホッカイドウ競馬公式ホームページ、Aiba苫小牧、Aiba千歳、競馬専門週刊誌、地元一般紙で広く告知したところ、毎回参加する常連、初めて参加する競馬ビギナー、昨年ツアーに参加して虜になったリピーターなどを含め、これまでで最も多い80名が参加した。

　千歳･苫小牧を発着としたツアーバスに乗り込んだ参加者には、ホッカイドウ競馬専門紙競馬ブックを無料で配布。それぞれのバスには競馬実況アナウンサーの古川浩氏、楽天競馬スペシャルアドバイザーの古谷剛彦氏が添乗し、この日のレースの見どころや馬券の種類･買い方などを丁寧にレクチャーした。

　競馬場では古川氏と古谷氏による特別予想コーナー、門別競馬場名物のとねっこジンギスカン、2歳重賞第9回ブリーダーズゴールドジュニアカップをはじめとしたグランシャリオナイターを満喫。古川氏、古谷氏が推奨した馬が上位を独占するレースもあり、多くの参加者が馬券を的中し、笑顔を見せていた。

　また、この日の第11競走ではツアーの協賛競走｢胆振軽種馬農業協同組合中･西部振興会協賛 競馬ほのぼの観戦ツアー特別｣も実施。表彰式ではツアーに参加した千歳市在住の月俣美子さん･可菜子さん母娘がプレゼンターを務め、優勝馬主や調教師、騎手、厩務員に記念品を贈り勝利を称えた。

　大役を任された月俣さん母娘は｢競馬場にくるのは初めてでした。馬券は当たりませんでしたが、一生懸命に走る馬や騎手をはじめとした関係者の姿に感動しました。表彰式ではそういった方々にお祝いすることができてとても光栄でした。また競馬場に足を運んでみたいと思います｣とツアーを心から楽しんだ様子だった。