馬産地ニュース

BTCで第1回育成調教技術者養成研修体験入学会が行われる

  • 2015年07月30日
  • 見事な騎乗技術を披露する第33期研修生
    見事な騎乗技術を披露する第33期研修生
  • 先輩たちの立派な姿に拍手を送った
    先輩たちの立派な姿に拍手を送った
  • 研修の場となるグラス坂路馬場を見学
    研修の場となるグラス坂路馬場を見学
  • 見晴台で笑顔を見せる体験入学会参加者
    見晴台で笑顔を見せる体験入学会参加者

 7月29日、浦河町西舎にあるBTC軽種馬育成調教センター日高事業所において、第1回育成調教技術者養成研修体験入学会が行われた。

 体験入学会は研修内容や育成調教技術者の仕事への理解、進路参考を目的に年3回実施。今年最初の体験入学会には、北海道・栃木県・埼玉県・東京都・神奈川県・愛知県・滋賀県・大阪府・奈良県から集まった16歳から18歳の高校生16名が参加した。

 体験入学会では最初に研修システムの説明を受けた後、4月に入講してからわずか4か月足らずで自在に馬を操る第33期研修生の騎乗訓練を見学。続いて、厩舎や研修馬、研修の場となる芝2400mのグラス坂路馬場などBTC軽種馬育成調教場の施設を見学した。

 午後からは厩舎作業、ホースシミュレーターや引き馬乗馬などを体験。夜は第33期研修生との懇談会も行われ、研修の一端に触れた。

 育成調教技術者養成研修は、競馬の安定的発展のための軽種馬生産基盤の強化と軽種馬の資質向上に向けて、将来軽種馬生産地において技術的中核となるべき者に馬に関する体系的な技術・知識を習得させることを目的としたもの。1年間の全寮制の研修で、前半の6か月間で軽種馬の育成調教技術者として就労するための基礎的な知識・技術の習得を目標とし、後半の6か月間では前半で学んだ知識・技術をさらに深めるとともに、若馬の馴致・初期調教を含めより実践的な技術の習得を目標としている。

 BTC日高事業所では、8月8、9日に夏競馬開催中の札幌競馬場パークウインズ棟2階において、専門ブースを設けて午前9時から午後4時まで研修説明会を実施。教官らがひざを突き合わせて相談に応じるという。第2回体験入学会は8月19日、第3回体験入学会は9月9日に開催する。

 来年4月に開講する第34期育成調教技術者養成研修の願書受付は、7月1日から10月23日まで(締め切り日必着)。体験入学会、育成調教技術者養成研修の詳細は下記までお問い合わせください。

 公益財団法人 軽種馬育成調教センター日高事業所 教育係
 〒057-0171
 北海道浦河郡浦河町字西舎528
 TEL:0146-28-1001
 FAX:0146-28-1003
 E-mail kyoiku@b-t-c.or.jp
 公式ホームページ
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