栃木県宇都宮市にある公益社団法人日本装削蹄協会装蹄教育センターの平成27年度(第21期)装蹄師認定講習会受講生が、7月21日から26日までの5泊6日の日程で北海道研修を行った。

　北海道研修に参加した第21期受講生は、茨城県･埼玉県･千葉県･東京都･岐阜県･滋賀県･岡山県･広島県･熊本県･宮崎県出身の18歳から23歳までの12名。希望進路はJRA職員装蹄師や中央開業装蹄師、乗馬関係の装蹄師、地方競馬の装蹄師、生産地関係の装蹄師などとなっている。

　21日に北海道入りした第21期生は、帯広競馬場やばんえい競馬の装蹄を見学。翌日は馬産地に移動し、JRA日高育成牧場、BTC軽種馬育成調教センター、NOSAI日高家畜診療センター、北海道市場、日本軽種馬協会静内種馬場、民間スタリオン施設などの施設を見学。馬産地の最前線で活躍する装蹄師の指導を受けながらの実習も体験した。

　研修後半に訪問した日本軽種馬協会静内種馬場では、軽種馬生産技術総合研修センターの講義室において、田中弘祐調査役による｢生産地での肢蹄管理と肢軸矯正｣について講義を受講。続いて、中西信吾場長の説明を受けながら新種牡馬のケープブランコ、数多くの重賞勝ち馬を送るバゴ、種牡馬として一時代を築き上げたフォーティナイナー、オペラハウス、種牡馬厩舎、種付所などを見学した。

　来年4月6日に開講する平成28年度装蹄師認定講習会の願書は8月18日から受け付け開始。募集人数は16名以内で、募集資格は平成28年4月1日時点で満18歳以上の者となっている。詳細は公益社団法人日本装削蹄協会ホームページ(http://www.sosakutei.jrao.ne.jp/)まで。