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星雲賞はグランプリブラッドが初重賞制覇

  • 2015年07月13日
  • 人気馬を振り切って先頭に立つグランプリブラッド
    人気馬を振り切って先頭に立つグランプリブラッド
  • 初重賞勝利を飾った
    初重賞勝利を飾った
  • 惜敗に分かれを告げ、堂々と振舞う
    惜敗に分かれを告げ、堂々と振舞う
  • 口取り写真も賑やか
    口取り写真も賑やか
  • 表彰を受けた関係者の皆さん
    表彰を受けた関係者の皆さん

 7月9日、門別競馬場では週刊Gallop杯第12回星雲賞(H2)【パイロ賞】が内回り距離1600mで行われた。

 好天に恵まれたこの日は、夕方17時50分のレースということもありテラス席は満席、とねっこジンギスカンも大盛況と、来場者は外での観戦を楽しんでいる様子だった。

 今年からマイル戦に変更された同レースには3歳から7歳までの牡馬12頭がエントリー。1600mコースのレコードホルダーでもある3歳馬オヤコダカが1番人気。北海優駿は落馬競走中止となった同馬だけに、リベンジを期待する多くのファンから支持を集め単勝オッズは1.9倍まで下がった。重賞4連勝中で最も勢いのあるウルトラカイザーが2.3倍の2番人気に推され、少し離れた3番人気はホッカイドウ競馬移籍後重賞レースを2着、3着と安定した強さのグランプリブラッドが10.7倍でつづいた。

 レースは、ピエールタイガーが押してハナを奪い、ハスラー、スタンドアウトが先頭集団を形成。オヤコダカは単独4番手を進み、その直後にウルトラカイザー、グランプリブラッドは後方からの競馬となった。向う正面で進出を開始したグランプリブラッドはあっという間に差を縮め、4コーナー手前で逃げるピエールタイガーを捕らえると内に進路を取り、前にいたオヤコダカ、ウルトラカイザーに並びかける。

 直線は4コーナーでロスなく立ち回ったグランプリブラッドが先頭に立ち、外からウルトラカイザーが再度迫るも3/4馬身差振り切ってゴール、勝ち時計1:40.7(良)はコースレコードタイム。3着は直線猛然と追い込んだ4番人気のキタノイットウセイが入り、1番人気のオヤコダカは4着という結果だった。

 グランプリブラッドは父ディープインパクト、母はG1馬シルクプリマドンナという良血の6歳牡馬、生産は安平町のノーザンファーム。JRAでエルムS(G3)4着など32戦5勝の成績を残し、今シーズンからホッカイドウ競馬へ移籍していた。

 移籍後3戦で重賞を制覇したグランプリブラッドについて、管理する田中淳司調教師は「惜しい負けがつづいていたので、この馬の強さを見せられて素直に嬉しいです。今日はハナに行ってもいいからとにかく前で競馬をしたかったのですが、後手を踏んでしまい、後方からになってしまいました。それでも内を突いて勝つことができましたし、どんな展開にも左右されず、安定して脚を使えるところがこの馬の強みですね。ウルトラカイザー、キタノイットウセイたちと共に古馬戦線を盛り上げていきたいです」と笑顔で応えた。

 今後はホッカイドウ競馬の古馬中距離重賞が9月まで行われないため、盛岡競馬場の芝レースなどへの遠征も視野に入れている。