ノーザンホースパークで第50回北海道春季馬術大会
6月26日~28日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで「第50回北海道春季馬術大会」(主催・北海道乗馬連盟)が開催された。この大会は、北海道大学馬術部が主管し、酪農学園大学馬術部、帯広畜産大学馬術部などの協力で運営。北海道乗馬連盟に加盟する北海道内の乗馬クラブや大学、牧場などから数多くの元競走馬たちも参加。ドレッサージ(馬場馬術競技)やジャンピング(障害飛越競技)などで日頃の練習の成果などを競った。
馬場馬術競技に参加したのは2008年春の天皇賞(春)(G1)などに勝ったアドマイヤジュピタ(ノーザンホースパーク所属)やセントライト記念(G2)の優勝馬クォークスター(モモセライディングファーム所属)、静内農業高校の生産馬でJRAで3勝をあげて話題となったユメロマンや良血ミッションモード(モモセライディングファーム所属)などが参加し、それぞれのレベルにあわせて定められたコースを、決められた歩様で通過してポイントを競った。
障害飛越競技には、2010年の天皇賞(春)(G1)優勝ジャガーメイルや、ディープインパクト世代のダービー(G1)2着馬インティライミ(ノーザンファーム所属)、ダイオライト記念(Jpn2)などダートグレード競走2勝のオースミイチバン(白井牧場不二ファーム所属)、2009年の菊花賞(Jpn1)2着フォゲッタブル、2007年NARグランプリ2歳最優秀馬ディラクエ(モモセライディングファーム所属)など多数の馬が参加。
この中で、存在感を示したのは小障害ながらも2勝を記録したインティライミ。小障害ながらも安定した飛越で、ノーミスの演技。重賞3勝馬の貫禄を示した格好となった。
また、この日はウエスタン馬術競技大会「北海道サマースライド」も開催。北海道の馬術大会としてはブリティッシュ、ウエスタンの併催競技会とあって会場は普段の馬術大会とは一種異なる盛り上がりをみせた。ウエスタン馬術の会場では、カウボーイ姿に扮したライダーたちが、駆歩から後肢をスライドさせながら停止するという「スライディングストップ」などの技を競った。