北海道地区第2回の産地馬体検査がスタート
6月16日、浦河・BTC(日高育成総合施設軽種馬育成調教場)にて、北海道地区の第2回産地馬体検査が行われた。
BTCでは4月にも同じ場所で第1回産地馬体検査が行われているが、近年は厩舎や本州の育成牧場へと移動した後に、向こうで検査を受ける2歳馬も多くなってきたこともあってか、前回(第1回)では90頭だった受検馬の数も、今回(第2回)では30頭と大きく数を減らしていた。
それでもこの検査を受けた2歳馬の多くが、今週から始まったJRA北海道シリーズでのデビューを予定。暖かくなったことで十分な運動を施され、より完成度を増した馬体は、メイクデビューからの活躍を予感させていた。
この日の会場には、今年のクラシック戦線も沸かせていたディープインパクト産駒も2頭受検していた。アフレタータの13(牝2)の半姉は、函館2歳S(G3)を優勝したファインチョイス。半兄アットウィル(牡5)も2歳戦から2勝をあげた仕上がりのいい血統であるが、この馬もまた完成度が高く、札幌開催でのデビューを目標に高いレベルの調教が行われている。またオールアイキャンセイイズワウの13(牡2)も、北海道シリーズのデビューを目標としている1頭。乗り味の良さは抜けているとのことで、スピードだけでなく、パワーも兼ね備えた動きも評価が高い。今月中には競馬場への移動が予定されている。
17日には新ひだか・JBBA北海道市場にて、第2回産地馬体検査の2日目が行われる。