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門別競馬場でコスモバルクをお披露目

  • 2015年05月01日
  • ファンクラブが新調した馬服を着て登場したコスモバルク
    ファンクラブが新調した馬服を着て登場したコスモバルク
  • 競馬コラムニストの河村清明氏のトークショー
    競馬コラムニストの河村清明氏のトークショー
  • 記念撮影会の順番待ちをする先着50名のファン
    記念撮影会の順番待ちをする先着50名のファン

   4月29日、日高町門別の門別競馬場において、ホッカイドウ競馬所属馬として中央競馬や海外で活躍し、2003年にNAR2歳最優秀馬、2004年にNAR年度代表馬とNAR最優秀ターフ馬と特別賞、2006年、2007年にNAR最優秀ターフ馬、2010年にNAR特別表彰馬に選ばれたコスモバルク(牡14歳)がお披露目された。

   お披露目はこの日、門別競馬場のメインレースとなった「第5回コスモバルク記念」のイベントとして、コスモバルクが余生を送る新冠町のビッグレッドファームの協力により開催。ホッカイドウ競馬にコスモバルク記念が創設されて以来続く恒例イベントで、現役引退後にコスモバルクがお披露目されるのは5年連続5回目のこととなった。

   コスモバルクがパドックに登場したのは午後1時。「ホッカイドウ競馬が生んだ英雄コスモバルクです」とアナウンスされると、パドックを取り囲んだファンから温かい拍手が起こった。登場時はコスモバルクの私設ファンクラブが新調した馬服を着て周回。その後、馬服が脱がされ、現役時とそれほど変わらぬ若々しい元気な姿でファンを喜ばせた。

   トークショーではゲストとして招かれた競馬コラムニストの河村清明氏が、現役時の様子や印象、思い出話を披露。「とてもタフな馬。シンガポールでもG1競走に勝ちましたし、6年連続でジャパンカップ(G1)と有馬記念(G1)に出走した馬は中央競馬でもいないと思います」と労い、ホッカイドウ競馬の認定厩舎で出走した最初の馬、ホッカイドウ競馬から何度も中央競馬に挑戦した姿から「日本競馬の歴史のなかで、間違いなく開拓者といってよいでしょう」と評した。

   トークショーの後は、「コスモバルク号がやってくる!記念撮影会&調教用ゼッケンプレゼント」を実施。先着50名がコスモバルクと記念撮影をしたほか、50名の中から抽選で3名にコスモバルクが現役時代に使用していた調教ゼッケンをプレゼントした。

   コスモバルクとの記念撮影ができる整理券配布は、午後12時に開門すると開門待ちしていたファンが我先にと整理券配布場所に並び、あっという間に終了。相変わらずの人気ぶりを見せつけた。