早来会場で産地馬体検査が行われる
4月16日、2015年度の第1回産地馬体検査3日目が、安平・北海道ホルスタイン協会家畜市場で開催。110頭の2歳馬が検査に臨んだ。
早来会場に検査で訪れた2歳馬の大多数を占めるのが、社台グループ(社台ファーム、ノーザンファーム早来牧場、ノーザンファーム空港牧場、追分ファームリリーバレー)の施設で育成馬たち。社台グループの育成馬は毎年の様にクラシック戦線も沸かせているだけに、デビュー前の2歳馬を扱う雑誌だけでなく、スポーツ紙やTV局など数多くのマスコミが会場へと詰めかけた。
ディープインパクト、キングカメハメハといったトップサイアーの産駒たち、また自身や兄弟が重賞を制した良血馬たちが次々と検査会場に入っていく一方で、検査を終えた2歳馬たちはカメラの列が並ぶ撮影場所の前に姿を見せ、立ち写真のポーズを決めていく。その一方で牧場関係者の周りには、育成馬の状態や普段の様子を聞くべく取材陣が集まるなど、どこかG1レース前のトレセンのような盛り上がりを見せていた。
毎年、早来会場の1日目は、社台グループの各育成牧場で育成される牡馬が検査に訪れる日となっている。その中にはG1 6勝馬のブエナビスタを半姉に持つビワハイジの13(牡、父ディープインパクト)や、阪神JF(G1)の勝ち馬で母の初仔となるレーヴディソールの13(牡、父ハービンジャー)といった、デビュー前から注目を集める良血馬の姿もあった。
第1回産地馬体検査の4日目となる17日は、社台グループの各牧場で育成される牝馬を中心に、80頭の検査が予定されている。