馬産地ニュース

2015年JBBA静内種馬場で種牡馬展示会が開催

  • 2015年02月20日
  • 新種牡馬ケープブランコ
    新種牡馬ケープブランコ
  • 今年、100頭以上に種付予定のヨハネスブルグ
    今年、100頭以上に種付予定のヨハネスブルグ
  • 産駒メインシークエンスが活躍中のアルデバラン
    産駒メインシークエンスが活躍中のアルデバラン
  • 22歳になったイシノサンデー
    22歳になったイシノサンデー
  • 集まった生産者を前にあいさつする西村副会長
    集まった生産者を前にあいさつする西村副会長

 2015年の種牡馬展示会シリーズの最後を飾ったのはJBBA日本軽種馬協会静内種馬場。

 例年ならば静内地区はアロースタッド、レックススタッドと同じ日に行うのだが、今年はケープブランコの到着が遅くなったために日本軽種馬協会は単独開催。

 穏やかな冬晴れの気候に誘われるように約300人の生産者、生産関係者らが集まる中、新種牡馬ケープブランコなど9頭の種牡馬が展示された。

 西村副会長は「今年はガリレオの直仔ケープブランコを導入することができました。ヨハネスブルグの仔は堅実に走ってくれていますし、エンパイアメーカーも結果を残しつつあります。まだ配合に余裕がある種牡馬もおりますので、ぜひよろしくお願いいたします」とあいさつ。多くの配合を呼びかけた。

 最初に登場したのは2013年のファーストシーズンチャンピオンサイアーのヨハネスブルグ。堅実な産駒成績に加えて海外では種牡馬の父として成功していること、昨年は150頭を超える繁殖牝馬に配合し、今年も100頭以上の配合申込があることなどが紹介された。 続いてクラシック戦線にブラックバゴを送り込んでいるバゴ。アメリカに残してきたメインシークエンスがブリーダーズCターフ(G1)に勝ったアルデバランが紹介され、その後は産駒が堅実なケイムホーム。ボストンハーバーは母の父として成績が上がっていることが報告された。サンデーサイレンス直仔の最高齢種牡馬イシノサンデーは、現1歳世代に久しぶりの産駒がいることに加え、若々しい馬体がアピールされた。

 ワンダーアキュートの父カリズマティック。2月に入って3週連続で勝馬を輩出しているエンパイアメーカーと続き、最後に登場したのはケープブランコ。世界を席巻しているガリレオ直仔の愛国ダービー馬。その後米国に渡ってG1 3連勝。筋肉量豊富な雄大な馬格に「思ったよりも大きい馬」「よい骨格をしている」など集まった生産者からは感嘆の声があがった。