馬産地ニュース

ビッグレッドファームで種牡馬展示会が開催される

  • 2015年02月16日
  • 繋養種牡馬全9頭が登場したビッグレッドファームの種牡馬展示会
    繋養種牡馬全9頭が登場したビッグレッドファームの種牡馬展示会
  • 2頭のタイトルホースの父となったロージズインメイ
    2頭のタイトルホースの父となったロージズインメイ
  • 明け1歳初年度産駒に世界の注目が集まるアイルハヴアナザー
    明け1歳初年度産駒に世界の注目が集まるアイルハヴアナザー

 2月16日午前10時、新冠町明和にあるビッグレッドファームにおいて、2015年ビッグレッドファームスタリオン種牡馬展示会が開催された。

 ビッグレッドファームの2015年種牡馬ラインナップは昨年と同じ顔ぶれの9頭。展示会では種付けシーズンに向けて万全のコンディションでスタンバイする9頭すべてが展示された。

 展示会の進行を務めたビッグレッドファーム事務局の蛯名聡さんは、朝早くから集まった生産者や馬主、調教師などの関係者に対して「本日はお忙しいところ、ご来場いただきスタッフ一同心から御礼申し上げます。展示会では全馬9頭紹介させていただきます。11時から始まる優駿スタリオンステーション様の展示会にも間に合うよう20分程度の開催を予定しておりますので、最後までお付き合いいただきビッグレッドファームスタリオンの配合を御検討ください」と挨拶した。

 最初にお披露目されたのは数少ない産駒の中から2013年のフェアリーS(G3)を制したクラウンロゼを送り出したロサード。続いて3連勝で今年のクラシック戦線に名乗りを上げたコスモナインボールの父ハイアーゲーム、ユノエスケープ、ヨシノミカエルと地方重賞勝ち馬を立て続けに送り出したスウィフトカレント、芝ダートの条件を問わずに複数の重賞勝ち馬を誕生させているアドマイヤマックスが登場した。

 4頭のサンデーサイレンス後継種牡馬の後は、自身の競走成績同様、ダートで安定感抜群の産駒成績を誇るタイムパラドックス、芝の中長距離で実績を残すコンデュイット、さらに昨年のジャパンダートダービー(Jpn1)勝ち馬カゼノコの父アグネスデジタル、JBCスプリント(Jpn1)勝ち馬ドリームバレンチノ、NAR年度代表馬サミットストーンの父として有名なロージズインメイという2頭のG1サイアーを紹介。ラストは供用3年目、初年度産駒が明け1歳となったアイルハヴアナザーが、米二冠に輝いた栗毛の馬体を誇らしげに披露した。