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「たんぽぽ賞」&「第42回佐賀記念」が開催されました~南九州連絡センター

  • 2015年02月13日
  • 佐賀記念パドック
    佐賀記念パドック
  • 佐賀記念レース写真
    佐賀記念レース写真
  • たんぽぽ賞パドック
    たんぽぽ賞パドック
  • たんぽぽ賞のレース写真
    たんぽぽ賞のレース写真

 2月10日(火)、佐賀競馬場で「第42回佐賀記念(Jpn3)」と「第19回たんぽぽ賞(JRA交流競走)」が開催されました。

 佐賀競馬場で開催される2大競走のひとつ「佐賀記念(Jpn3)」と九州産馬3歳No1決定戦「たんぽぽ賞(JRA交流競走)」が同日開催とあって、JRAからスターホースだけでなくトップジョキーたちも参戦、その勇姿をひと目見ようと平日にもかかわらず佐賀競馬場には多くの競馬ファンが訪れました。

 9レースの「たんぽぽ賞」は九州産馬3歳チャンピオン決定戦で、いわば『九州産ダービー』、地元九州の生産者はこのレースに出走させることを一つの大きな目標にしており、この日も大勢の生産関係者が愛馬の応援に駆けつけました。

 レースはJRA所属馬7頭、地元佐賀競馬所属馬3頭、園田競馬所属馬2頭の12頭立て、好スタートからクリノヤクマンが先頭に立つと、終始マイペースの逃げ、直線に入っても他馬の追撃を寄せ付けず、2馬身半差でゴールを駆け抜けました。2着には直線で追い上げたキリシマツバサが入り、さらに2馬身半差の3着にミスターベアーが入りました。

 見事九州産馬3歳チャンピオンのタイトルを手にしたクリノヤクマンは、父スクワートルスクワート(USA)、母シンコペーションで昨年の九州トレーニングセール取引馬、今後の活躍に期待したいところです。

 メインレースの「第42回佐賀記念」はJRA所属馬5頭、地元佐賀競馬所属馬4頭、高知競馬所属馬2頭、笠松競馬所属馬1頭の12頭立て、ダノンカモンが先手を取りレースをつくり、3コーナーにかかるとマイネルクロップとソリタリーキングが馬体を接して進出開始、直線に入ると2頭の激しいデッドヒートが繰り広げられ、ぴったり並んでゴール入線、マイネルクロップがソリタリーキングの猛追をハナ差凌いでゴール、マイネルクロップは悲願の重賞制覇となりました。

 この日の佐賀競馬場の最高気温7度、寒空の中、多くの競馬ファンの熱い声援が響きました。