アロースタッドにヴィットリオドーロがスタッドイン
1月9日午前10時過ぎ、新ひだか町静内田原のアロースタッドに、ヴィットリオドーロ(牡6歳)がスタッドイン。今年からスタートする種牡馬生活に向け、さっそく準備に入った。
ヴィットリオドーロは2009年生まれのアメリカ産馬。父はサドラーズウェルズ系種牡馬としてアメリカで大成功を収めるメダグリアドーロ、母は2003年の彩の国浦和記念(G2)、2002年のエルムS(G3)、マーキュリーC(G3)、マリーンC(G3)、2001年のスパーキングレディーC(G3)、マリーンC(G3)、2000年のクイーン賞(G3)、関東オークス(G3)と、ダート交流重賞で大活躍したプリエミネンス、母の父はアフリートという血統で、本馬は母がアメリカで繁殖生活を送っていたときに出産した持ち込み産駒となる。
2010年のセレクトセール1歳セッションにおいて、42,000,000円(税込)でダーレー・ジャパン(株)に購買された市場取引馬。2011年9月にメイクデビュー阪神で新馬勝ちするなど、通算12戦4勝の成績を収めた。
種牡馬入りが決まったヴィットリオドーロは、縁起が良いとされる大安の日を選んで、休養していたグランド牧場からアロースタッドに入厩。馬運車から降りると測尺や歩様チェックが行われた後用意された馬房へ入った。
アロースタッドでは「日本で初めてとなるメダグリアドーロの後継種牡馬です。サンデーサイレンス系やノーザンダンサー系の繁殖牝馬とも相性が良いのも好感が持てますね。母もダート交流重賞で活躍した馬ですので、産駒は2歳の早い時期からのデビューを目指せると思います。配合シーズンも間近に迫っていますから、すぐにでも試験種付けに入りたいですね」と話していた。種付料は受胎条件20万円に設定されている。