真冬の佐賀競馬場で九州産馬たちの熱戦が繰り広げられました!~南九州連絡センター
11月から12月にかけて、佐賀競馬場で九州産馬限定競走が合計4鞍行われました。
これらのレースはいずれも2月11日に佐賀競馬場で行われる“九州産馬3歳チャンピオン決定戦”「たんぽぽ賞(JRA交流競走)」に向けてのステップレースとなります。
まず、特選競走は佐賀競馬所属2歳九州産馬限定競走で、いわば「たんぽぽ賞」への挑戦権を獲得するためのレースです。
11月22日に「大崎特選」、12月7日に「鹿屋特選」がそれぞれ行われ、「大崎特選」では1番人気に応えてテイエムクロウサギが圧勝、「鹿屋特選」ではタケノロマンスが接戦を制し「たんぽぽ賞」へ向けて前進しました。
12月23日には「たんぽぽ賞」トライアル競走が2鞍行われ、JRA、園田競馬からも参戦、本番に向けて熱戦が繰り広げられました。
9レースに行われた「ノカイドウ特別」では2番人気のミスターベアが好位から直線抜け出し、2着のカシノリンに3馬身差をつけて圧勝、3着にテイエムヤンチャボが入り、JRA勢が1着から3着を独占しました。
続く10レースの「ミヤマキリシマ特別」では、1番人気のグランデコマンドが好スタートから先頭にたつと軽快に逃げて直線に入ると2着のカシノゼウスの追撃をかわし、ゴールを駆け抜けました。3着にはキリシマツバサが入り、このレースもJRA勢が1着から3着を独占しました。
勝った2頭には本番への優先出走権が与えられ、“九州産馬3歳チャンピオン”の有力候補となりました。
レースを観戦した生産関係者は愛馬の走りに一喜一憂、九州産馬限定競走ならではの独特の雰囲気に包まれました。
生産頭数が年々減少する中、九州の軽種馬生産者にとって九州産馬限定競走は大きな励みであり、九州産馬限定競走に出走させることを一つの大きな目標として軽種馬の生産に取り組んでおられます。
今後も九州産馬たちの活躍に注目してください。