ダンスインザダークが社台スタリオンステーションに移動
12月22日朝、日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションに繋養されていたダンスインザダーク(牡21歳)が、安平町の社台スタリオンステーションに移動した。
ダンスインザダークは父サンデーサイレンス、母ダンシングキイ、母の父ニジンスキーという千歳市の社台ファーム生産馬。全姉には1995年のオークス馬ダンスパートナー、全妹には2004年の桜花賞馬ダンスインザムード、半兄には1994年のステイヤーズS(G3)など重賞3勝をあげたエアダブリン、おいには2012年の中山記念(G2)優勝馬フェデラリスト、めいには2011年のフェアリーS(G3)優勝馬ダンスファンタジア、近親には2005年の天皇賞(春)(G1)優勝馬スズカマンボなどがいる。
ダンスインザダークの競走成績は8戦5勝。1996年に菊花賞(G1)、京都新聞杯(G2)、弥生賞(G2)などを制してJRA賞最優秀3歳牡馬を受賞した。
1997年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りして、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは2012年から供用。サンデーサイレンスの後継種牡馬として、2003年のザッツザプレンティ、2004年のデルタブルース、2009年のスリーロールスと3頭の菊花賞馬や2004年の安田記念(G1)優勝のツルマルボーイを筆頭に、数多くの重賞勝ち馬を送り出している。JRA通算1062勝は史上12位で内国産種牡馬では5位。2001年から2014年まで14年連続JRA重賞勝利は史上6位タイの記録となる。
古巣への復帰は年齢と体調を考慮してのもの。医療体制が充実した社台スタリオンステーションでコンディションを整えながら、来年も種牡馬登録を継続していくという。
名種牡馬の馬運車への積み込みを見送ったブリーダーズ・スタリオン・ステーションでは「こちらでは3シーズンの付き合いでしたが、健康な状態で社台スタリオンステーション様へお返しすることができてホッとしています。これからもできる限り種牡馬生活を続けて産駒の活躍を見守ってほしいと思います」とはなむけの言葉を送っていた。