強い馬づくりのための生産育成技術講座2014が開かれる
11月11日夜、日高町門別の門別総合町民センターにおいて、競走馬の資質向上や生産育成関係者への情報・技術普及を目的とした「強い馬づくりのための生産育成技術講座2014」が開かれた。
この講座はJRA日高育成牧場と日高軽種馬生産振興会青年部連合会の共催で、日高軽種馬農業協同組合と日高農業改良普及センターが後援。当日は「1歳馬のコンフォメーション」(講師:日高育成牧場 副場長 石丸睦樹氏)、「流産兆候を早期発見!‐妊娠馬の新しい検査法について‐」(講師:日高育成牧場 生産育成研究室 村瀬晴崇氏)、「メドウフォックステイル(黒穂)の防除対策」(講師:日高農業改良普及センター 川田恒氏)、「門別競馬場・屋内調教用坂路コースのスポーツ科学的特徴」(講師:日高育成牧場 生産育成研究室 室長 羽田哲朗氏)と4つの講演が行われた。
開会にあたり主催者を代表してJRA日高育成牧場の山野辺啓場長は「本日はお寒い中、強い馬づくりのための生産育成技術講座2014にご参加いただきありがとうございます。本日は生産者のニーズにあった4つの講演を用意しました。今日の講演が皆様の強い馬づくりに少しでもお役に立てれば幸いです」と挨拶。平取軽種馬生産振興会青年部の稲原稔久部長は「本日の講演は生産者、育成者、コンサイナーの技術向上につながるものと確信しております。それぞれの講演終了後にはたくさんの質問や意見が出されることを期待しております」と挨拶した。
各講演終了後には出席者から質問や意見が相次ぎ、それぞれの関心の高さがうかがい知れた。
閉会の辞で石丸氏は「本日は遅くまでご参加いただきありがとうございました。JRAではこれからも育成研究や技術開発で得られた成果の普及活動に努めていきたいと思います。また、今年からJRA日高育成牧場ではJRA育成馬を利用した実践研修プログラムを始めました。職員一同敷居を低くして皆様のご参加をお待ちしておりますので、JBBAを通して実践研修への申し込みをお願いいたします」と周知していた。
この「強い馬づくりのための生産育成技術講座2014」は、翌12日に浦河町の浦河文化会館でも開催された。