馬産地ニュース

札幌開催がフィナーレ

  • 2014年09月08日
  • ゴール板前では写真を撮るファンの姿も
    ゴール板前では写真を撮るファンの姿も
  • プレゼントされた小瓶にダートの砂を入れ持ち帰るファンの姿も
    プレゼントされた小瓶にダートの砂を入れ持ち帰るファンの姿も
  • ジョッキーとの握手会には多くのファンが並んだ
    ジョッキーとの握手会には多くのファンが並んだ
  • パドックではポニーと触れ合いコーナーが設けられた
    パドックではポニーと触れ合いコーナーが設けられた
  • 札幌開催のリーディングジョッキーに輝いた福永騎手
    札幌開催のリーディングジョッキーに輝いた福永騎手

 7月26日から14日間の日程で開催されていたJRA北海道シリーズの札幌開催が、9月7日にフィナーレを迎えた。

 フリーパスの日となった7日は、開門前から多くの競馬ファンが正門の前に列を作り、先着1万名に配布された「ご当地ターフィーマイクロファイバー巾着」も、あっという間に無くなっていた。好天に恵まれたこともあってか、午後になってからも人出は途切れることなく、最終的には3万2268人の入場者を記録した。

 最終レース終了後には馬場開放が行われ、芝コース、ダートコースに入ったファンは、コースに設置されたゲートの中に入ったり、そこからゴール板を目指して馬場を駆け抜けるなど、思い思いに競馬の臨場感を味わっていた。また先着入場者には芝コースの種、そしてダートコースの砂を入れる小瓶が渡され、かき集めた砂を大事にしまう子供たちの姿も見られていた。

 またこの馬場開放と前後して、札幌開催のリーディングジョッキーの表彰も行われ、20勝をあげた福永祐一騎手が、初めての札幌開催のリーディングジョッキーに輝いた。札幌滞在は久しぶりだという福永騎手は、「競馬場の雰囲気だけでなく、気候やそこにすむ人たちも素晴らしく、いい思い出しか無かったほどです。今年の経験を来年にも生かしていきたいです」と話すと、詰めかけたファンから多くの拍手が起こっていた。また、馬場開放を行っていたコース内では、騎手との握手会も行われており、閉門時間のギリギリまでファンサービスに応える騎手たちの姿もあった。

 14日間を通しての入場者数は26万7512人を記録。旧スタンドでの競馬開催となった2012年との比較では145.7%の増と、新スタンドのオープンの効果も手伝ってか飛躍的に数字を伸ばした。G1馬4頭の激突となった札幌記念(G2)には、4万6097人もの入場者数を記録するなど、来年以降も札幌競馬場は夏競馬の魅力を伝える場所となっていきそうだ。