馬産地ニュース

九州産馬の暑い!熱い!夏が終わりました。~南九州連絡センター

  • 2014年09月03日
  • 霧島賞パドック
    霧島賞パドック
  • 霧島賞ゴール
    霧島賞ゴール
  • ひまわり賞パドック
    ひまわり賞パドック
  • ひまわり賞表彰式
    ひまわり賞表彰式
  • 応援に駆けつけた生産関係者
    応援に駆けつけた生産関係者

「霧島賞」~九州産古馬チャンピオン決定戦~

 8月19日(火)、佐賀競馬場で「第18回霧島賞」が開催されました。

 このレースは九州産馬限定競走で、九州産古馬チャンピオンを決定するレースです。また、JRA交流競走となりJRA代表馬と地方競馬代表馬の一戦。

 九州の軽種馬生産者にとってはこのレースが最大の目標の一つで「九州産馬の天皇賞」と言われています。

 当日はあいにくの空模様となりましたが、JRAからのトップジョッキーの参戦、また「第14回サマーチャンピオン(Jpn3)」も開催されたこともあり、佐賀競馬場には多くの競馬ファンが詰めかけました。

 注目のレースはJRA所属馬7頭、佐賀競馬所属馬3頭、園田競馬所属馬2頭の12頭立て、JRA勢に地方競馬勢がどこまで食い込めるか?という一戦。また、カシノ軍団6頭とテイエム軍団4頭の一騎打ちの様相を呈しました。

 好スタートから差のない先頭でレースを進めたテイエムゲッタドンが終始ペースをつくり、直線入ると、道中2番手から迫るテイエムボッケモンの追撃をハナ差凌いでゴール。勝ちタイムは1分28秒1(不良)。さらに2馬身差の3着にカシノランナウェイが入りました。なお、1番人気に推されたカシノエルフは5着に終りました。

 勝ったテイエムゲッタドンは、父テイエムオペラオー、母テイエムジャンヌという血統。見事、九州産古馬の頂点に立ちました。

「ひまわり賞」~九州産2歳馬チャンピオン決定戦~

 8月24日(土)、JRA小倉競馬場で「ひまわり賞」が開催されました。

 このレースは九州産馬限定競走で、九州産2歳チャンピオンを決定するレースです。

 レース当日は鹿児島、宮崎、熊本からそれぞれバスを手配して、地元九州の生産者をはじめ総勢70名の関係者が競馬場に応援に駆けつけました。

 注目のレースは佐賀競馬から参戦予定のセルヌアが取り消しのため17頭立、新馬戦を勝利したエフェクトが圧倒的1番人気に支持されました。

 激しい先頭争いからテイエムヤンチャボとヒマラヤテンカがペースをつくる。1番人気エフェクトは先団の後ろでレースを進め、3~4コーナーで先団に取りつき、直線に入ると一瞬で抜け出し、道中3番手から追いすがるクリノヤクマンに3馬身1/2差をつけて圧勝、勝ちタイムは1分9秒0(良)。さらに3馬身差の3着にカシノリノが入りました。

 勝ったエフェクトは、父スクワートルスクワート、母スペシャルビビーという血統。

 8月3日の新馬戦に続くデビュー2連勝、九州の星として今後の活躍に期待したいところ。

 7月に佐賀競馬場で行われた「姶良特選」を皮切りに、霧島賞TRの「えびの特別」「大隅特別」そして「霧島賞」、JRA小倉競馬場では「新馬戦」「未勝利」2鞍 そして「ひまわり賞」・・・とこの夏合計8鞍の九州産馬限定競走が行われ、九州産馬の暑い!熱い!夏が終わりました。