九州産馬の暑い!熱い!夏が終わりました。~南九州連絡センター
「霧島賞」~九州産古馬チャンピオン決定戦~
8月19日(火)、佐賀競馬場で「第18回霧島賞」が開催されました。
このレースは九州産馬限定競走で、九州産古馬チャンピオンを決定するレースです。また、JRA交流競走となりJRA代表馬と地方競馬代表馬の一戦。
九州の軽種馬生産者にとってはこのレースが最大の目標の一つで「九州産馬の天皇賞」と言われています。
当日はあいにくの空模様となりましたが、JRAからのトップジョッキーの参戦、また「第14回サマーチャンピオン(Jpn3)」も開催されたこともあり、佐賀競馬場には多くの競馬ファンが詰めかけました。
注目のレースはJRA所属馬7頭、佐賀競馬所属馬3頭、園田競馬所属馬2頭の12頭立て、JRA勢に地方競馬勢がどこまで食い込めるか?という一戦。また、カシノ軍団6頭とテイエム軍団4頭の一騎打ちの様相を呈しました。
好スタートから差のない先頭でレースを進めたテイエムゲッタドンが終始ペースをつくり、直線入ると、道中2番手から迫るテイエムボッケモンの追撃をハナ差凌いでゴール。勝ちタイムは1分28秒1(不良)。さらに2馬身差の3着にカシノランナウェイが入りました。なお、1番人気に推されたカシノエルフは5着に終りました。
勝ったテイエムゲッタドンは、父テイエムオペラオー、母テイエムジャンヌという血統。見事、九州産古馬の頂点に立ちました。
「ひまわり賞」~九州産2歳馬チャンピオン決定戦~
8月24日(土)、JRA小倉競馬場で「ひまわり賞」が開催されました。
このレースは九州産馬限定競走で、九州産2歳チャンピオンを決定するレースです。
レース当日は鹿児島、宮崎、熊本からそれぞれバスを手配して、地元九州の生産者をはじめ総勢70名の関係者が競馬場に応援に駆けつけました。
注目のレースは佐賀競馬から参戦予定のセルヌアが取り消しのため17頭立、新馬戦を勝利したエフェクトが圧倒的1番人気に支持されました。
激しい先頭争いからテイエムヤンチャボとヒマラヤテンカがペースをつくる。1番人気エフェクトは先団の後ろでレースを進め、3~4コーナーで先団に取りつき、直線に入ると一瞬で抜け出し、道中3番手から追いすがるクリノヤクマンに3馬身1/2差をつけて圧勝、勝ちタイムは1分9秒0(良)。さらに3馬身差の3着にカシノリノが入りました。
勝ったエフェクトは、父スクワートルスクワート、母スペシャルビビーという血統。
8月3日の新馬戦に続くデビュー2連勝、九州の星として今後の活躍に期待したいところ。
7月に佐賀競馬場で行われた「姶良特選」を皮切りに、霧島賞TRの「えびの特別」「大隅特別」そして「霧島賞」、JRA小倉競馬場では「新馬戦」「未勝利」2鞍 そして「ひまわり賞」・・・とこの夏合計8鞍の九州産馬限定競走が行われ、九州産馬の暑い!熱い!夏が終わりました。