BTCで育成調教技術者養成研修の体験入学会が行われる
7月30日、浦河町西舎にある軽種馬育成調教センター(BTC)日高事業所において、育成調教技術者養成研修の第1回体験入学会が行われた。
この研修は競馬の安定的発展のための軽種馬生産基盤の強化と軽種馬の資質向上に向けて、将来軽種馬生産地において技術的中核となるべき者に馬に関する体系的な技術・知識を習得させることを目的としたもの。1年間の全寮制の研修で、前半の6ヵ月間で軽種馬の育成調教技術者として就労するための基礎的な知識・技術の習得を目標とし、後半の6ヵ月間では前半で学んだ知識・技術をさらに深めるとともに、若馬の馴致・初期調教を含めより実践的な技術の習得を目標としている。
1年間の研修では未経験でも上達し、順調にいけばJRA育成馬の育成も担当でき、修了式前にJRA日高育成牧場で開かれるJRA育成馬展示会では、JRA育成馬に騎乗しての騎乗供覧も経験する。
体験入学会は研修の内容と育成調教技術者の仕事への理解、進路の参考にすることを目的に年3回実施。第1回となったこの日は、東京都、静岡県、京都府、兵庫県、大分県から集まった高校生5人が参加した。なかには2回目の体験入学参加と一昨年の牧場で働こう体験会に参加した人もいた。
体験入学会では午前中に養成研修システムの説明や研修風景と研修施設、BTC調教場などを見学。午後からは厩舎作業や体験乗馬、ホースシミュレーターの実技体験、現役研修生との懇談会などが行われ、1年間の研修内容を簡単に肌で感じた。
軽種馬育成調教センター育成調教技術者養成研修の体験入学会の第2回は8月20日に、第3回は9月10日に開催。8月23日にはJRA札幌競馬場パークウインズ棟2階において研修説明会も実施される。
BTC日高事業所では「阪神・中京・東京競馬場で開催したBOKJOBフェアでのBTCのブースには90名ほどの方が訪問してくださいました。第2回以降はまだ受付中ですので、興味のある方はぜひともご参加ください」と話していた。
来年4月に開講を予定している「育成調教技術者養成研修」の第33期生は、7月1日から10月17日までが願書受付期間。体験入学会、育成調教技術者養成研修の詳細は下記までお問い合わせください。
公益財団法人 軽種馬育成調教センター日高事業所 教育係
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