馬産地ニュース

浦河町で夏季町民乗馬大会が開催

  • 2014年07月01日
  • 100センチの障害飛越競技
    100センチの障害飛越競技
  • ジムカーナ競技は細かいドライビングテクニックが要求される
    ジムカーナ競技は細かいドライビングテクニックが要求される
  • ポニー少年団も見事な部班演技を披露した
    ポニー少年団も見事な部班演技を披露した
  • あいさつする池田町長
    あいさつする池田町長
  • 大勢の町民が参加した
    大勢の町民が参加した

 馬や乗馬を通して、幅広く町民同士の親睦、交流を目的とした浦河町の平成26年度夏季町民乗馬大会が、6月29日(日曜日)浦河町のJRA日高育成牧場乗馬厩舎屋外馬場で行われた。

 参加したのは同町にゆかりのある老若男女約100人。一般参加の浦河町民やJRA日高育成牧場職員・BTC研修生・浦河高校馬術部で構成される「一般」、浦河町の小学5年生から中学3年生が所属する「少年団」、浦河町の小学生の「ポニー少年団」に分かれて競技を行い、楽しみながらも、日頃の練習の成果を発揮した。

 この日、用意されたのは「100cmクラス障害飛越競技」、「80cmクラス障害飛越競技」(一般・少年団)、「低障害飛越競技」(一般&少年団)、「クロス障害飛越競技」(一般&ポニー少年団)、「部班運動(一般駈歩・一般速歩)」(一般中級・一般初級・ポニー少年団)、「ジムカーナ競技」(一般・ポニー少年団)、「チーム対抗競技」の7競技。たくさんの人が気軽に参加できるように中には難易度の低い障害競技も用意されており、絶好の乗馬日和のなか、選手も観客も、笑顔が絶えない競技大会となった。

 特に、かわいらしいポニーが登場すると、観客からは「がんばれ!」「走れ走れ!」と声が飛んだ。

 競技の最後を飾ったのは、第7競技の「チーム対抗競技」。ポニー少年団、少年団、一般、高校生、JRA職員(2チーム)にわかれ、スラロームをクリアし、パン食いかジュース一気飲みをしたあと走って帰ってきて、仲間にタッチしバトンをつなげるという競技。笑いと応援の声とで大いに盛り上がった。

 JRA日高育成牧場業務課長の秋山健太郎さん(41)は「馬産地である浦河の町民の皆様や、普段はそれぞれ馬の育成・調教に励んでいる方々に、乗馬を通して馬文化にふれて、乗馬を楽しみ、交流を持っていただけたらと始まった、歴史のある大会なんです。若い子供たち、後継者にあたる小さな子供たちが、馬に触れる、乗る機会の場所にもなっています。」と語り「東京オリンピックに、浦河出身の子供が馬術で参加したり、有名選手が育ってくれたら本当に嬉しいですよね!そうなる事を夢みて今後もずっとこの大会を続けて行きたいです。」と大会をふりかえった。

 競技終了後には、表彰式や親睦会などがあり、参加した人たちは皆、最後まで明るく満足そうにしていた。