馬産地ニュース

ジャパンブリーダーズカップ協会総会でヨハネスブルグを表彰

  • 2014年06月27日
  • 表彰式で笑顔を見せる中西信吾場長と吉田勝己会長(写真左から)
    表彰式で笑顔を見せる中西信吾場長と吉田勝己会長(写真左から)
  • ノーザンホースパークK's Gardenで開催されたジャパンブリーダーズカップ協会の通常総会
    ノーザンホースパークK's Gardenで開催されたジャパンブリーダーズカップ協会の通常総会
  • 通常総会には多くの地方競馬関係者が来賓として出席した
    通常総会には多くの地方競馬関係者が来賓として出席した

 6月24日、苫小牧市美沢のノーザンホースパーク内K's Gardenにおいて、一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会(吉田勝己会長)の平成26年度通常総会が開催され、2013年リーディングサイアーのサラブレッドファーストクロップ部門で第1位に輝いたヨハネスブルグにJBC賞が贈られた。

 ヨハネスブルグは本邦初年度産駒がデビューした昨年、ホウライアキコがデビュー3連勝でデイリー杯2歳S(G2)や小倉2歳S(G3)を、フクノドリームは3連勝でエーデルワイス賞(Jpn3)を制覇するなど、63頭が出走して30頭で38勝を記録し、収得賞金331,560,000円を獲得。パイロやマツリダゴッホ、スクリーンヒーロー、カンパニー、コンデュイット、コマンズといった並みいるライバルを抑えて2歳新種牡馬チャンピオンとなった。

 表彰式ではサラブレッド総合部門、サラブレッド2歳部門のリーディングサイアーとなったディープインパクトとともにJBC賞を受賞。ヨハネスブルグを所有する日本軽種馬協会を代表して、静内種馬場の中西信吾場長が、吉田会長から記念のトロフィーを受け取った。

 ジャパンブリーダーズカップ協会は1989年に設立。種牡馬所有者を構成員とし、馬産地に立脚した公益法人として、JBC競走への参画、スタリオンシリーズ、スタリオン・プレミアムシリーズ、ブリーダーズゴールドカップ、ブリーダーズゴールドジュニアカップなどを通じてのホッカイドウ競馬への支援、ダービーウイーク、グランダム・ジャパン、HITスタリオンシリーズなどを通しての地方競馬への支援を中心に、生産地や地方競馬の発展に寄与している。

 種牡馬を表彰するJBC賞は、設立当初からある協会の重要な事業のひとつ。毎年、通常総会前に実施される恒例イベントとして広く知られている。