馬産地ニュース

第1回みついし地区グループ研修が行われる

  • 2014年06月16日
  • 主催者を代表して挨拶するみついしグループの前田宗将氏
    主催者を代表して挨拶するみついしグループの前田宗将氏
  • 講師を務めた三浦久延氏
    講師を務めた三浦久延氏
  • 三石地区の若手生産者が出席したグループ研修
    三石地区の若手生産者が出席したグループ研修

 6月13日夜、新ひだか町三石のみついし農業協同組合会議室において、みついしグループと日本軽種馬協会の共催による第1回グループ研修(集団学習型研修)が行われた。

 グループ研修は日本軽種馬協会の軽種馬経営高度化指導研修事業の一環。同じ目的を持つ者が目的の達成を目指してグループを結成し、カリキュラムに基づいた研修を定期的かつ継続的に開催するもので、平成29年まで実施される予定となっている。

 浦河や様似、門別、平取地区ではそれぞれの軽種馬生産振興会青年部員を対象としていたが、三石地区では三石軽種馬生産振興会会員および軽種馬青年部部員の有志が中心となってみついしグループを結成。今後3年間を目処に、事前に作成するカリキュラムに基づき年3~5回程度の意見交換会、講習会、現地・実馬実習を予定している。

 第1回のグループ研修には14名の若手生産者が出席。開業獣医師の三浦久延氏を講師に、株式会社ホクチクの松谷陽介氏をアドバイザーに迎え、「ボディコンディションと飼養管理①」をテーマにした講演と意見交換会が行われた。

 グループ研修の開催に先立ち、みついしグループの代表として前田宗将氏は「これまで個々の生産者が独自の理念に基づき高めてきたオリジナリティを活かしつつ、新たな情報の共有をして信頼と安心される生産牧場を目指したいと思います。研修を実施していく中でいろいろ勉強したいテーマがあれば臨機応変に対応していきたいと思います」と挨拶。講師を務めた三浦氏は「今日は牧場の仕事のあとでお疲れだとは思いますが、有意義な話をして今後の牧場の経営に役立てていただければ」と、飼料管理、草地管理、ボディコンディションなどについて説明した。

 意見交換会では冬期の夜間放牧、当歳のクラブフット、当歳の夜間放牧開始時期、早生まれの管理などについて活発な議論が続いた。

 三石地区の第2回グループ研修は7月下旬から8月上旬を予定。「ボディコンディションと飼養管理②」をテーマに、牧場での実馬実習が計画されている。