馬産地ニュース

平成26年度第1回北海道地方競馬運営委員会が行われる

  • 2014年06月05日
  • 門別競馬場厚生施設で開かれた平成26年度第1回北海道地方競馬運営委員会
    門別競馬場厚生施設で開かれた平成26年度第1回北海道地方競馬運営委員会
  • 厩舎に設置されたウォーキングマシーンに興味津々
    厩舎に設置されたウォーキングマシーンに興味津々
  • 屋内調教用坂路を視察する委員会メンバー
    屋内調教用坂路を視察する委員会メンバー
  • 2階スタンドからコースを一望
    2階スタンドからコースを一望

 6月4日、日高町門別の門別競馬場において、平成26年度第1回北海道地方競馬運営委員会が行われた。

 北海道では「北海道地方競馬運営委員会条例」に基づき、地方競馬の円滑な運営を期するため、知事の付属機関として「北海道地方競馬運営委員会」を設置している。この日行われた第1回会合では9名の委員のほか、竹林孝北海道農政部長、笠原鉄也北海道農政部競馬事業室長、佃輝男北海道軽種馬振興公社事務局長など約30名が出席。競馬場内の厚生施設で会議が行われた後、場内の施設を視察した。

 委員会開催にあたり竹林農政部長は「ホッカイドウ競馬の昨年度の収支につきましては、単年度収支で1億7753万円の黒字となりまして、北海道競馬改革プランを策定した平成22年度から24年度まで3年間の累積赤字額3億9000万円から2億1000万円まで減額されました。ホッカイドウ競馬の単年度黒字は平成3年以来22年ぶりのこととなり、長年に渡る努力の積み重ねが結実した結果です。これは委員の皆様のご指導、ご鞭撻の賜物であり、馬産地、JRA、現場の運営関係者のご支援、ご協力、そして何よりファンの皆様の支えがあってこそと感謝申し上げます」とあいさつ。会議では平成25年度ホッカイドウ競馬の収支結果、平成26年度ホッカイドウ競馬の発売状況、競馬の生産から競走までの流れ、門別競馬場の施設についての説明があった。

 続いて行われた施設調査では、開催期間中に騎手が過ごす調整ルームの個室やサウナ、ホッカイドウ競馬調騎会会長を務める桧森邦夫調教師の厩舎、屋内調教用坂路、とねっこ広場、ポラリスドーム、パドック、検量室、装鞍所、実況放送室などを見学した。視察後、運営委員会の委員長を務める佐藤郁夫札幌大学経営学部教授は「普段見られない実況放送室や厩舎などを視察できて、とても参考になりました。以前来たときよりも施設が綺麗になっていて、居心地のよい競馬場でした」とコメントした。