馬産地ニュース

ホッカイドウ競馬2回目の能検が行われる

  • 2014年03月31日
  • 落ち着いて周回する若駒たち
    落ち着いて周回する若駒たち
  • 濃霧の中ゴールを目指す
    濃霧の中ゴールを目指す
  • ヴァーミリアン産駒のインヘリットライン
    ヴァーミリアン産駒のインヘリットライン
  • マルカシェンク産駒のルミエール
    マルカシェンク産駒のルミエール
  • ローレルゲレイロ産駒アイライン
    ローレルゲレイロ産駒アイライン

   3月27日、日高町の門別競馬場で2回目の競走能力・発走調教検査(能検)が行われた。

   朝から立ちこめる濃霧の中、午後12時から6Rに分けて34頭の2歳馬が受検。スタンドからスタート地点が見えない程の視界の悪さだったが、練習条件が付いた1頭を含め無事全頭走りきった。

   この日の1番時計は1レースで1着となったアオジャシン(牡、父ワイルドラッシュ)と5レースの1着馬ユヅルノオンガエシ(牝、父オレハマッテルゼ)で51.4秒。悪条件に臆することなく力強いフットワークで好時計を記録した。

   今回受検した2歳馬の中には、毎年注目を集める新種牡馬たちの初年度産駒も顔を見せた。

   2レースにはヴァーミリアン産駒のインヘリットライン(牝)とマルカシェンク産駒のルミエール(牡)が登場、1着入線とはいかなかったが、父の産駒として仕上がりの早さをアピール。6レースにはローレルゲレイロ産駒アイライン(牝)が受検し、父に良く似た漆黒の馬体を披露した。

   一般にも開放されたスタンドはたくさんの生産牧場、育成牧場の関係者やファンで賑わった。徐々に晴れていく霧に牧場関係者は「最初全然見えなくて中止になるかと思ったけど無事に終わって良かった。今後濃霧の中でレースすることもあるだろうし、この条件でこれだけ走れれば安心だね。デビューが楽しみ」と声を弾ませていた。

   ホッカイドウ競馬の能検は今後、4月3日、4月10日、4月17日に実施。すべてスタンドからの一般見学が可能となっている。