BTC利用者振興会の第13期定期総会が開催
3月5日午後、BTC軽種馬育成調教センターの2階会議室にてBTC利用者振興会の第13期定期総会が開催された。
この利用者振興会は。総面積1500ヘクタールと言われる同センターを利用する39の育成牧場から構成される親睦団体で、BTC軽種馬育成調教センターとの連絡調整や各種講演会の開催、関係団体への協力などを行っている。
谷川彰久会長は「13期という歴史の中で、私たちの仲間から多くのG1勝馬が出るようになりました。今後とも、この振興会の活動を通して技術や成績の向上になどに努めていきたい」とあいさつ。
続いて伊藤克己理事長から「手探り状態でスタートした軽種馬育成調教センターも多くのみなさまのご利用に支えられて、昨年は20周年を迎えることができました。この育成施設は1日約500頭、年間の実頭数で約2800頭がトレーニングを積まれています。2歳馬だけで数えますと、全国生産馬の約2割に相当する1300頭以上が調教され、やはりJRAで行われる全レースの約2割に相当する750勝を記録しています。これも施設を利用するみなさまの努力の賜物と考えています」育成牧場に対して感謝の言葉が述べられた。また、来賓として出席した山野辺啓JRA日高育成牧場場長からは「BTCの施設は、世界に通用する馬づくりという目標のもと、日本の競馬サークル発展のためにつくられた施設です。今後も1頭でも多くの活躍馬が出ることを期待しています」とエールが送られた。
議事は谷川会長を議長に進行。平成24年~25年度事業報告ならびに収支決算。26年度事業計画並びに収支予算案など事務局提案事項はすべて賛成多数で承認され、今年度も引き続きホッカイドウ競馬の協賛レースに参加することなどを決め、任期満了に伴う役員改選において新会長に高樽秀夫氏。新理事に富田源太郎さんを迎え入れることなどを決めた。