鹿児島神宮「初午祭」が開催される~南九州連絡センター
2月23日(日)、春を思わせる様な陽気の中、鹿児島県霧島市の鹿児島神宮で南九州に春を告げるお祭り「初午祭」が開催された。
牛馬の安全や五穀豊穣、厄払いなどを願って開催され、約460年の歴史を誇る伝統行事で、もともと旧暦正月18日に行われてきたが、1963年(昭和38年)から旧暦正月18日の次の日曜日に行われるようになった。
祭の起源は室町時代に当時の領主島津貴久が見た夢がきっかけになったと言われているが別の説もある。
参加する馬は1か月以上前から踊りの練習を行い、祭が終わった後もしばらくの間は足踏みの癖が残るといわれる。
この日も地元有志が用意した22頭のしゃんしゃん馬たちがたくさんの鈴の連なった胸飾り、花や錦などで飾った鞍を付け、鐘、太鼓、三味線など音楽に合わせて足踏みをして踊り、その後ろにそれぞれ数十名の踊り連が続き参道を練り歩く「鈴かけ馬踊り」と呼ばれる珍しい風習に県内外から多くの観光客が訪れた。