レックススタッドで種牡馬展示会が開催
2月12日に開催された新ひだか町静内地区の種牡馬展示会もレックススタッドで最後。日本軽種馬協会静内種馬場、アロースタッドと二十間道路を移動して来た多くの来場者で賑わった。
午前11時30分からスタートした展示会にはキモンノカシワを除く25頭が登場し、今年の配合相手を吟味する生産者たちがスタリオンブック片手に真剣な眼差しを送っていた。
トップバッターは、2013年度ファーストシーズンサイアー4位のスクリーンヒーロー。自身は古馬になって本格化した遅咲きのイメージが浸透しているが、産駒は2歳戦から活躍し、意外性のある種牡馬として注目されている。
続いては昨年の皐月賞馬ロゴタイプを送り、種付頭数が2012年の30頭から2013年は176頭に跳ね上がったローエングリンが登場。今年も予約、問い合わせが多く寄せられており、人気種牡馬の地位を確立している。
3番目に紹介されたのは、2013年度ファーストシーズンサイアー3位のマツリダゴッホ。産駒はJRAで6頭が勝ち上がり、クラシック路線での戴冠を狙う逸材もスタンバイ中と、順調な滑り出しを見せている。
つづいて同スタッドのニューフェイス4頭がお披露目。社台スタリオンステーションから昨年11月に移動したタニノギムレットは、生まれ育った静内の地に戻り心機一転をはかる。
新種牡馬は、父ホワイトマズルと親子繋養となる快速馬シルポート、アグネスタキオンの後継種牡馬として期待が高まる目黒記念(G2)優勝馬コパノジングー、2010年のきさらぎ賞(G3)勝ち馬で、堅実な牝系を持つネオヴァンドームと、個性豊かなラインナップを揃えた。
他、今年19歳になるスペシャルウィーク、最年長24歳のホワイトマズルらも元気な姿を披露して来場者の目を楽しませた。
展示会を終えて(株)レックスの前田暁常務は「寒い中たくさんの方に来場していただき、トラブルなく展示会を終えられて良かったです。これからがシーズン本番、人馬とも怪我なく無事に乗り切らないと」と気を引き締めていた。