日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬展示会が開催
2月12日、新ひだか町静内の二十間道路沿いにある日本軽種馬協会静内種馬場において、種牡馬展示会が開催された。
展示会では静内種馬場に繋養される9頭の種牡馬をお披露目。胆振や日高から集まった牧場関係者や馬主を前に、西村啓二副会長・常務理事は「昨年から供用しておりましたサマーバードがたった1年で7歳という若さで死んでしまいました。非常にかわいそうなことをしましたし、返す返すも残念です。ただそれでも静内種馬場には去年大ブレイクしたヨハネスブルグ、いよいよ産駒がデビューするエンパイアメーカー、新馬、重賞と続けてレコード勝ちを収めたクリスマスを送り出したバゴなど、多彩な種牡馬が揃っています。まだ、配合に余裕のある種牡馬もいますので、是非この機会に配合のお申し込みをいただければと思います」と挨拶した。
種牡馬の紹介は遊佐繁基種馬課長が務めた。最初にヨハネスブルグが登場すると「昨年産駒がデビューすると30頭で38勝をあげファーストシーズンチャンピオンサイアーに輝きました」とアピール。日本軽種馬協会の歴史の中でも、最も多くの配合申し込みを集めた人気種牡馬には羨望の眼差しが向けられた。
続いてバゴ、アルデバラン、ケイムホーム、ボストンハーバー、イシノサンデー、シルバーチャーム、カリズマティックが次々と登場。最後は2012年北米チャンピオンサイアーで、既に11頭のG1勝ち馬を送り出すエンパイアメーカーが貫禄の周回を見せた。
中西信吾場長は「今シーズンの種付業務は2月10日から開始しました。どの種牡馬もシーズンに向けてコンディションを整えてきたので、体調はすこぶる良いです。ヨハネスブルグとエンパイアメーカーは皆様のおかげにより満口となっていますが、まだ配合に余裕のある種牡馬もおります。配合申し込みをお待ちしています」と話していた。