馬産地ニュース

浦河町軽種馬生産振興会青年部が種牡馬視察

  • 2014年02月03日
  • 日本軽種馬協会静内種馬場を訪問した種牡馬視察研修一行
    日本軽種馬協会静内種馬場を訪問した種牡馬視察研修一行
  • 2013年ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いたヨハネスブルグは充実した馬体を披露
    2013年ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いたヨハネスブルグは充実した馬体を披露
  • エンパイアメーカーは今年本邦初年度産駒がデビューを迎える
    エンパイアメーカーは今年本邦初年度産駒がデビューを迎える

   2月1日、浦河地区の若手生産者で組織する浦河町軽種馬生産振興会青年部(宮内慶部長)の平成26年度種牡馬視察研修が行われた。

   同青年部では毎年、本格的な種付けシーズンを前に、新種牡馬を中心とした視察研修旅行を実施している。今年の視察研修には同青年部員のほか、荻伏軽種馬生産振興会青年部員やJRA日高育成牧場職員など約40名が参加。新冠町の優駿スタリオンステーション、新ひだか町静内の日本軽種馬協会静内種馬場、アロースタッド、レックススタッド、日高町門別のブリーダーズ・スタリオン・ステーション、ダーレー・ジャパン スタリオン コンプレックス、安平町早来の社台スタリオンステーションと7ヵ所のスタリオン施設を回った。

   国内外の最高峰レースを制した名馬を多数繋養する日本軽種馬協会静内種馬場では、昨年、本邦初年度産駒からデイリー杯2歳S(G2)、小倉2歳S(G3)を制覇したホウライアキコ、エーデルワイス賞(Jpn3)優勝のフクノドリームといった重賞勝ち馬を送り出し、2013年2歳新種牡馬チャンピオンに輝いたヨハネスブルグ、3年連続でエクリプス賞を受賞したロイヤルデルタをはじめ11頭のG1勝ち馬を送り出していて、今年本邦初年度産駒がデビューを迎えるエンパイアメーカー、昨年は函館2歳S(G3)優勝のクリスマス、クイーン賞(Jpn3)優勝のアクティビューティと2頭の重賞勝ち馬を輩出したバゴなどを見学。毛ヅヤや歩様、馬体のチェックに余念がなかった。

   多数の配合申し込みがあったヨハネスブルグや昨年日高地区最多種付け頭数となる192頭を記録したエンパイアメーカーは満口となっているが、まだ配合に余裕がある種牡馬もいるため、案内役を務めた遊佐繁基日本軽種馬協会静内種馬場種馬課長は、「配合をご検討の方は是非ご連絡ください。また、当種馬場の種牡馬展示会は2月12日午前9時30分から開催いたしますので、こちらにも是非足をお運びください。」と呼びかけていた。