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日本軽種馬協会静内種馬場で種付安全祈願祭が行われる

  • 2014年01月31日
  • 日本軽種馬協会静内種馬場種付所で行われた種付安全祈願祭
    日本軽種馬協会静内種馬場種付所で行われた種付安全祈願祭
  • 種付所内の四方をお祓いして邪気をはらった
    種付所内の四方をお祓いして邪気をはらった
  • 人馬の安全を祈願する日本軽種馬協会の木村貢副会長理事
    人馬の安全を祈願する日本軽種馬協会の木村貢副会長理事

 1月30日、新ひだか町静内にある日本軽種馬協会静内種馬場種付所において、種付安全祈願祭が行われた。

 種付安全祈願祭は種付けシーズン中の人馬の安全を祈願する、スタリオン施設の恒例行事。毎年、種付けシーズン前に、それぞれのスタリオン施設が関係者を招き独自で行っている。

 日本軽種馬協会静内種馬場の種付安全祈願祭には、日本軽種馬協会の木村貢副会長理事、藤原俊哉理事、中西信吾静内種馬場場長や種馬場スタッフ、 生産育成技術者研修第35期生、日高軽種馬農業協同組合の本巣俊光理事、前川則久理事、三宅光男理事、渡辺和典理事、川越敏示参事、静内軽種馬生産振興会の西村和夫会長など約40名が参列。静内神社の山田一孝宮司の神事にのっとり、種付所の神棚前に設けられた祭壇に玉櫛を捧げて人馬の安全、無事の出産を祈った。

 日本軽種馬協会静内種馬場には、エンパイアメーカー、ヨハネスブルグ、バゴ、ケイムホーム、アルデバラン、カリズマティック、ボストンハーバー、シルバーチャーム、イシノサンデーと9頭の種牡馬を繋養。デイリー杯2歳S(G2)、小倉2歳S(G3)優勝馬ホウライアキコやエーデルワイス賞(Jpn3)優勝馬フクノドリームを送り出し、2013年ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いたヨハネスブルグには約750頭の配合申し込みが、2012年の北米チャンピオンサイアーで、世界的名種牡馬として評価が高いエンパイアメーカーには約250頭の配合申し込みが寄せられたという。

 9頭の種牡馬を管理する中西信吾場長は「ヨハネスブルグは過去最多の申し込み頭数のなかから約160頭を、エンパイアメーカーはG1馬やG1馬の母など錚々たる繁殖牝馬のなかから約160頭を選び、配合させていただくことになりました。どの馬も種付けシーズンに向けて体調を整えてきたので準備は万端です。種付けシーズンは長いですが、人馬とも事故なく無事に乗り切っていきたいですね。2月12日の午前9時30分から種牡馬展示会を開催しますので、多くの方に来場していただければと思います。」と気を引き締めていた。