バロズハートがアロースタッドにスタッドイン
1月24日、新ひだか町静内のアロースタッドにバロズハート(牡9歳)が入厩し、今季から始まる種牡馬生活の第一歩を踏み出した。
バロズハートは父アフリート、母ビッグラブ、母の父サンデーサイレンスという血統で、新冠町の田渕牧場生産馬。現役時代は中央、大井、川崎に所属し、オープン馬として2010年の東京大賞典(Jpn1)、エルムS(G3)、マーチS(G3)、小倉大賞典(G3)などに駒を進め、通算39戦5勝の成績を残した。
父アフリートは日本におけるミスタープロスペクター後継の先駆けとして、1999年の桜花賞馬プリモディーネ、2008年のJBCスプリント(Jpn1)優勝馬バンブーエール、2002年のJBCスプリント(G1)を制し種牡馬としても活躍するスターリングローズ、2003年のジャパンダートダービー(G1)制覇のビッグウルフ、2004年の全日本2歳優駿(G1)制覇のプライドキムを送り出すなどの活躍をし、今年1月22日に30歳で死亡した大種牡馬。バロズハートには偉大な父の後継として大きな期待がかけられている。
アロースタッドでは「アフリートが死亡してから時がたたないうちに種牡馬入りしたので、何か運命めいたものを感じます。種付シーズンのスタートまで時間はありませんが、体調は良さそうなのはなにより。1頭でも多く繁殖牝馬が集まるよう頑張っていきます」と話していた。種付料は10万円(産駒誕生後、1カ月以内支払。牝馬出生時無料条件)となっている。