日高東部地区軽種馬青年部集団学習研修会(グループ研修)が行われる
1月21日夜、浦河町のひだか東農業協同組合2F会議室において、平成25年度軽種馬経営高度化指導研修事業集団学習型研修(グループ研修)会が行われた。
研修会は日本軽種馬協会、様似・浦河・荻伏軽種馬生産振興会青年部の共催。日本軽種馬協会の軽種馬経営高度化指導研修事業での新たな試みで、同一の目的を有する者が目的の達成を目指して、カリキュラムに基づく定期的かつ継続的な実施に向けて開催する研修で、青年部員を対象としている。
第1回となるこの日の研修会には、様似・浦河・荻伏の青年部員や牧場関係者、JRA職員など約60名が出席。新たに始まるグループ研修の内容や趣旨が紹介された後、JRA日高育成牧場主査の村瀬晴崇氏による「冬季の夜間放牧」、JBBA生産対策部専門役の山本竜太氏による「巡回指導牧場の放牧実施状況(平成18年度~平成24年度)」の2つの講演が行われ、続いて株式会社ノースヒルズゼネラルマネージャーの福田洋志氏、有限会社ハラマキファームクリニック代表取締役の服巻滋之氏、開業獣医師でファームコンサルタントの三浦久延氏、JRA日高育成牧場専門役の冨成雅尚氏をアドバイザーに招いて「冬季の夜間放牧について」の意見交換会が実施された。
研修会では主催者を代表して浦河軽種馬生産振興会青年部の宮内慶部長が「第1回のグループ研修に多数ご出席いただき感謝申し上げます。今日は冬季の夜間放牧についての講演と意見交換会を行っていきます。冬季の夜間放牧については、はじめてみた、自分でやってみたいけど不安など、皆さん考えるところはあると思います。アドバイザーの方にいろいろ質問をして、これからの強い馬づくりに役立てていただければと思います」と挨拶した。
このグループ研修は平成29年まで実施する予定。研修内容は健康管理、肢蹄管理、栄養管理、経営、JRA日高育成牧場研修など多岐に渡る。研修では希望者による中小のグループで研修課題に取り組み、座学や講師による指導、視察研修し、技術や知識を向上していくという。