「ノカイドウ特別」、「ミヤマキリシマ特別」が開催される~南九州連絡センター
1月13日(月)、佐賀競馬場(第17回佐賀競馬6日)で「ノカイドウ特別」、「ミヤマキリシマ特別」が行われた。このレースは九州産馬限定競走で、九州産馬3歳チャンピオン決定戦「たんぽぽ賞」へのトライアル競走として優勝馬に本番への優先出走権が与えられる。
地元九州の生産者は九州産馬限定競走に出走させることを一つの大きな目標に日々生産に取り組んでおり、この日も大勢の関係者が競馬場に訪れた。
また、これらのレースはJRA交流競走でもあり、地元佐賀競馬所属馬が、JRA所属馬、園田競馬所属馬を迎え撃つ形、当日は多くの競馬ファンも競馬場に押し寄せた。
8レースの「ノカイドウ特別」は8頭立てのレース、園田競馬所属のテッペンがスタートから3番手の好位につけ、直線に入ると2番手から抜け出しを計ったJRA所属馬テイエムヒッカッタ(2着)を外から交わしゴール。見事1番人気に応えて優勝。なお、3着には佐賀競馬所属のハヤテコマチが入った。
9レースの「ミヤマキリシマ特別」は9頭立てのレース、7戦して掲示板を外したのが僅か1回という好成績を収めているJRA所属馬クラウンデュナミスが1番人気に推されたが、ゲートが開くと好スタートから佐賀競馬所属のクラトリアゲインが軽快に飛ばし、直線に入る。そのまま逃げ切るかと思われたが、外から猛追したJRA所属馬のテイエムサンキュウが豪快に差し切り、見事に優勝。2着には地元の意地をみせたクラトリアゲイン、3着はJRA所属馬カシノバルが入った。
レースを観戦した関係者は愛馬の走りに一喜一憂、九州産馬限定競走ならではの独特の雰囲気に包まれた。
優勝した2頭には2月13日(木)に行われる九州産馬3歳頂上決戦「たんぽぽ賞」での活躍に期待したい。なお、当日は「佐賀記念(Jpn3)」も開催され、JRAから馬だけでなくジョッキーも参戦する。
今後も九州で唯一の地方競馬佐賀競馬場と九州産馬の活躍に注目したい。