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フサイチセブンが優駿スタリオンステーションにスタッドイン

  • 2013年12月24日
  • 優駿スタリオンステーションに到着したフサイチセブン
    優駿スタリオンステーションに到着したフサイチセブン
  • ケンタッキーダービー(G1)を制覇したフサイチペガサスの後継種牡馬として期待は大きい
    ケンタッキーダービー(G1)を制覇したフサイチペガサスの後継種牡馬として期待は大きい
  • 来季から始まる新生活に目を輝かせた
    来季から始まる新生活に目を輝かせた

 12月21日、新冠町の優駿スタリオンステーションにフサイチセブン(牡7歳)が入厩し、来季から始まる種牡馬生活の準備に入った。

 フサイチセブンは父フサイチペガサス、母ディボーステスティモニー、母の父ヴァイスリージェントという血統。おばには2001年のクイーン賞(G3)、2002年のTCK女王盃(G3)を制覇したレディバラード、いとこには2013年のAJCC(G2)、2010年のR-NIKKEI杯2歳S(G3)を制覇したダノンバラード、近親には1996年のジャパンC(G1)優勝馬のシングスピールなどがいる。2006年のセレクトセール当歳セッションにおいて105,000,000円(税込み)で落札された市場取引馬となる。

 2009年2月にデビューし、3戦目で初勝利をあげると4連勝でオープン入り。重賞初挑戦となった2010年のダイオライト記念(Jpn2)でフリオーソ、マコトスパルビエロらを破り重賞初制覇を果たした。競走成績は19戦6勝。

 12月18日付で競走馬登録を抹消したフサイチセブンは、交通機関の乱れの影響で当初の予定より2時間遅れで優駿スタリオンステーションに到着。馬運車から降りると長旅の疲れや新たな環境に戸惑うことなく、集まったスタリオン関係者や報道陣に雄大な馬体を披露した。

 世界的大種牡馬フサイチペガサスの後継は、2011年に1シーズンだけ優駿スタリオンステーションに供用されたピサノデイラニに続き本邦2頭目。重賞勝ち馬では初めてのスタッドインとなる。

 新種牡馬の到着を出迎えた優駿スタリオンステーションの須崎孝治社長は「大きな馬体や首さしの感じはフサイチペガサスにそっくりで、歩きには軽さと柔らかさを兼ね備えてますね。母系も優秀ですので種牡馬としてとても楽しみですね」と大きな期待を寄せていた。来春の種付料は近日中に事務局の(株)優駿から発表される。