馬産地ニュース

ノーザンホースパークに「Parazzo Vega ポニー館」がオープン

  • 2013年12月10日
  • 屋外にはオープンを告げる垂れ幕が掲げられた
    屋外にはオープンを告げる垂れ幕が掲げられた
  • テープカットの様子
    テープカットの様子
  • 最初のショーはメメちゃんが登場
    最初のショーはメメちゃんが登場
  • サーカステントをアレンジした会場
    サーカステントをアレンジした会場
  • 馬のしっぽをデザインした可愛らしい観覧席
    馬のしっぽをデザインした可愛らしい観覧席

 新千歳空港からほど近い苫小牧市のノーザンホースパークでは12月7日、全天候型HAPPYポニーショー専用会場「Parazzo Vega(パラッツォ・ベガ) ポニー館」が新装オープンした。

 この新会場は同園中心部に構える多目的施設「パラッツォ・ベガ」内部を改装して誕生し、「HAPPY ポニーショー」の専用会場及び休憩エリアとして運用する。従来、「HAPPY ポニーショー」は屋外会場のみで、悪天候時や冬季の快適なショー開催に難があったものの、屋内会場の完成に伴い、通年・全天候型のショーを開催できる環境を整えた。新会場の最大収容人数は500人で、サーカステントをアレンジした作り。「不思議、だけど可愛い。そこにいる時間が楽しくなる」空間を会場コンセプトとしている。

 オープニングセレモニーには約300人が来場。ピエロの「スヌーピー」によるコミカルなショーの後、同園・動物取扱責任者の楠木貴成さんより、ポニートレーナーの佐藤ひささん、工藤香さん、森田智子さんが紹介された。オープンにあたって同園の吉田勝己社長がマイクを握り、「無事にオープンの日を迎えられて喜んでいます。ちょうど4年ぐらい前に、ここにいる佐藤ひさから『ポニーのショーをやりたい』と話を受けて、是非やろうと決めました。それから3年間、毎日夜遅くまで、何のマニュアルもない中、自分で勉強しながら、ポニーと演技の反復練習をしていました。世界でも初めてのポニーショーの挑戦だったと思います。今年の4月に外でショーを始めてから、僕らも毎日のように見に行きました。本当に楽しくて、癒されるんです。誠に良いものだと思いました。冬をどうしようかと検討したところ、ここ(パラッツォ・ベガ)に良い場所があるということで決めました。1か月で工事して、無事完成しました。外の会場しかない時は天候に悩まされましたが、これからは雨の日も寒い日もショーができます。ショー自体は1日1、2回ですが、だいたい朝10時から午後4時まで練習場所としても使います。練習も面白いので、楽しんでもらえると思います。是非ポニーショーをご覧いただき、心を癒していただければ幸いです。今日はご来場いただき、本当にありがとうございます。」と、挨拶した。

 G1ファンファーレとともに行われたテープカットには地元の小学生が参加し、報道陣も多数カメラを向けた。その後はポニーのメメちゃん(牝8歳)によるショーが行われ、お辞儀をしたり、後ろ脚で長く立ち上がったりして会場を沸かせた。お気に入りカラーのピンクの小道具を用いたパフォーマンスでは、ポニートレーナーと会話をするように息の合った動きを見せ、大きな拍手を誘った。

 新会場で最初のショーを観覧した40代女性は、「楽しかったですね。ショー自体初めて見ましたが、ポニーの動きが本当に可愛かったです。小さい子供にも見やすい会場で、寒い冬でも過ごしやすいですね。また家族で見に来たいと思います。」と、笑顔で感想を話していた。

 ポニー館での「HAPPY ポニーショー」は毎日開催で観覧は無料。開催時間は日によって異なり、同園のFacebook及びTwitterで発表している。