29日、札幌駅前地下歩行空間で、30日の札幌競馬場プレオープンイベントの『札幌競馬場ひろばinチカホ』が行われた。

  この日はUHBのアナウンサーで、「ドラマチック競馬」のキャスターも務める加藤寛氏が司会を務める中、その「ドラマチック競馬」の解説者でもある競馬エイトの津田照之トラックマン、そしてJRA札幌競馬場の白木正明副場長がゲストで招かれた。

  JRA北海道シリーズには毎年、取材で訪れているだけでなく、プライベートでも札幌に足を運んでいるという津田氏は、「取材で様々な競馬場に行かせてもらいましたが、札幌競馬場は馬と人の距離感が最も近い気がする」とその魅力を語り、新しい競馬場にもその距離感が反映されていることを期待していた。

  白木氏はパークウインズ棟の写真が映し出されたモニターを見ながら施設紹介を行い、また、グランドオープンの際には更に施設が拡充されるという話をすると、配られた資料を見ながら興味深く聞き入る人の姿も見られた。

  イベントの最後には1日に阪神競馬場で行われるジャパンカップダートの予想を、実際に栗東トレーニングセンターで出走馬の取材をしてきた津田氏が披露。最後にグランドオープンに向けて聞かれた津田氏は、「ここにおられる方の中には、札幌競馬場に行かれたことのない方もいるかもしれませんが、競馬を難しく考えたり構えたりもせず、気軽な気持ちで遊びに来てください」と詰めかけた約100名のファンを前に話していた。

  イベント会場のすぐ側では、札幌競馬場の移り変わりの説明や写真が展示され、スタンドの移り変わりや、競馬場を中心とした当時の札幌の風景などを、興味深く見つめる歩行者の姿もあった。