コスモバルクが函館競馬場でお披露目
地方競馬に所属しながら、認定厩舎制度を使って中央競馬のクラシック三冠レースに出走。その後、地方所属馬としては初めて国際G1のシンガポール航空国際C(G1)に優勝するなど、通算48戦10勝の成績を残したコスモバルク(牡12)が、11日、函館競馬場でお披露目された。
前日の土曜日、繋養先となっているビッグレッドファーム明和から函館競馬場に移動していたコスモバルクは、この日の開門と共にふれあいパドックに姿を見せ、時には柵の近くにまでやってくるなどファンサービスに努めていた。
お昼休みにはパドックで周回展示が行われ、ビッグレッドファームグループの代表でもある岡田繁幸氏と、楽天競馬スペシャルアドバイザーの古谷剛彦氏という、グリーンチャンネルでもおなじみの2人が、コスモバルクの思い出についてトークを繰り広げていた。
岡田氏は、「皆さんの拍手の中でも堂々と歩いているように、バルクはおとなしく、そして利口な馬。この年になっても体型も崩れていないように、とても元気で過ごしています」とコスモバルクの近況を話していた。
展示の最後に岡田氏は、「せっかくだから」とこの日、新潟競馬場のメインレースである関屋記念(G3)の予想も披露。パドックに詰めかけたファンは、日本一の相馬眼の持ち主でもある岡田氏の競馬予想を興味深く聞き入っていた。