馬産地ニュース

門別競馬場で朝の公開調教&トークイベント実施

  • 2013年08月08日
  • 夏季期間、門別競馬場では朝の調教を見ることができる
    夏季期間、門別競馬場では朝の調教を見ることができる
  • トークイベントで調教解説をする古谷氏
    トークイベントで調教解説をする古谷氏
  • コスモス賞出走予定のハッピースプリント
    コスモス賞出走予定のハッピースプリント
  • 松井騎手を背に追い切られたモリデンボス(右)
    松井騎手を背に追い切られたモリデンボス(右)
  • 小国騎手を背に追い切られたワイルドサプライズ(左)
    小国騎手を背に追い切られたワイルドサプライズ(左)

 門別競馬場に親しみを持ってもらうことを目的として、馬産地を訪れる競馬ファンや観光客の増える夏季期間、門別競馬場では朝の調教や競馬場施設の一般開放を始めた。8月6日にはそのオープニングを飾るイベントとして、「調教解説・トークイベント」も行われた。

 一般開放・トークイベントは昨年に続いての試みで、トークイベントは朝8時30分から1時間行われた。参加者にはソフトドリンクと、8月の門別重賞・第7回ブリーダーズゴールドジュニアC(H1)[ストリートセンス賞]、第25回ブリーダーズゴールドC(Jpn2)の出走登録馬表が配られ、調教解説とレース展望を楽天競馬スペシャルアドバイザー・古谷剛彦氏が務めた。

 ちょうどこの日はコスモス賞(8月10日、JRA函館、2歳オープン)に出走予定しているホッカイドウ競馬所属馬の最終追い切りと重なり、モリデンボス(牡2歳、父アメリカンボス)とワイルドサプライズ(牡2歳、父ワイルドラッシュ)がイベント時間帯に門別競馬場・本馬場で追い切られた。参加者は新スタンド・ポラリスドームからその走りを見守り、古谷氏が調教内容について詳しく解説した。朝の競馬場内は静かな中に緊張感があり、スタンドからは馬に指示を与えたり、鼓舞したり、不安を取り除いたりする騎乗者の声が聞こえ、参加者はレース開催時とは少し違った雰囲気を楽しんでいた。

 調教解説終了後は重賞レース展望として、古谷氏が第7回ブリーダーズゴールドジュニアC(H1)[ストリートセンス賞]、第25回ブリーダーズゴールドC(Jpn2)の最新情報を伝えるとともに、自身の本命・対抗・穴馬等をピックアップ。函館競馬場在厩のJRA遠征馬の近況に至るまで、事細かに出走馬情報に触れ、参加者からは「レース展開はどうなりますか?」、「地元馬のチャンスはどうですか?」といった質問が飛んでいた。

 門別競馬場の夏季期間・一般公開は7月29日~8月31日の約1か月間で、時間は午前7時~正午まで。開放場所はとねっこ広場、ポラリスドーム、管理用道路(スタンド前・1,700m、1,800m発走地点付近の道路)となる。