馬産地ニュース

ノーザンホースパークのアイドルを決める「NHP48総選挙」結果発表

  • 2013年08月07日
  • 優勝した「すーちゃん」に人参一年分が贈られた
    優勝した「すーちゃん」に人参一年分が贈られた
  • 第3位のデルタブルースは表彰式後にジャンピングショーを披露
    第3位のデルタブルースは表彰式後にジャンピングショーを披露
  • 「すーちゃん」も小さい体で華麗にジャンプ
    「すーちゃん」も小さい体で華麗にジャンプ
  • 第2位の猫「ルル」も入って記念撮影
    第2位の猫「ルル」も入って記念撮影
  • 吉田勝己社長(右)と佐藤ひささん(左)
    吉田勝己社長(右)と佐藤ひささん(左)

 苫小牧市の観光施設ノーザンホースパークの人気馬(猫)を競う「NHP48総選挙」の最終結果が7月31日に発表となり、同施設ライディングエリアで表彰式が行われた。

 「NHP48総選挙」は同施設に所属する動物たちから選出された馬32頭、ポニー12頭、猫4匹による人気投票企画で、Facebookと同施設内投票箱による投票で順位を決める。1か月半の投票期間を経て7月下旬に集計され、第1位がポニーの「すーちゃん」(332票)、第2位が猫の「ルル」(296票)、第3位が元競走馬の「デルタブルース」(260票)という結果となった。

 8月3日に行われた表彰式には企画発案者で同施設の吉田勝己社長がプレゼンターとして登場し、優勝した「すーちゃん」に賞品である人参一年分を贈呈した。「すーちゃん」は同施設の好評イベント「HAPPY ポニーショー」出演ポニーの一頭で、毎回素晴らしいパフォーマンスで拍手喝さいを浴びている。今回の表彰式では吉田勝己社長に喜びのキスをしたり、お辞儀をしたり、賢くて可愛らしい演技でギャラリーを沸かせた。また、第3位の「デルタブルース」は元競走馬の中では最上位となり、引退後、乗用馬として磨いた華麗な障害飛越を披露した。

 吉田勝己社長は表彰式の終わりにマイクを握り、「多くの方にご参加いただき、大変ありがたく思っています。今年新しい厩舎を建て、ここにいる馬にもっとふれ合ってもらうコンセプトから、まず馬のことをよく知ってもらおうと、このイベントを企画しました。私自身、イベントを通じて改めて園内の馬をよく知る機会となり、発見や驚きもありました。個人的には“金太郎”(ポニー)を応援していたのですが、結果は30位でした(苦笑)。優勝した“すーちゃん”は小さくてかわいい馬で、ちょっととぼけたところもあるのですが、そのあたりも含めて愛されているのではと思います。これからも馬のことをもっと広めて、多くの方に馬を可愛がってもらえたら嬉しいです。馬と一緒に楽しめる場にとして、旭山動物園にも負けない施設にしていきたいです。」と、挨拶した。

 また、吉田社長は3年前から「HAPPY ポニーショー」の制作・運営に携わっている同施設スタッフの佐藤ひささんにマイクを渡し、ショーの立役者として紹介。佐藤さんは、「ポニーはとても頭が良く、いろいろな技ができたり、覚えたりできる賢い生き物です。そのことを多くの方に伝えたくて、ポニーショーを始めることにしました。皆さんの支えのおかげで、だんだんと大きなショーになってきて嬉しいです。これからも一位になった“すーちゃん”たちと一緒に、ショーを頑張っていきたいと思います。皆さんも是非ショーを楽しんでいってください。」と、PRしていた。

 同施設では連日お昼ごろに「HAPPY ポニーショー」を実施しており、開催時間等の情報は同施設公式アカウントのツイッター、Facebookで公開している。また、同施設内売店ではポニーに関連した新商品も製作・販売しており、ポニーのイラストが入ったTシャツや総選挙第1位「すーちゃん」のミニタオル、クリアファイル等が人気を上げている。