馬産地ニュース

平成25年度装蹄師認定講習会北海道研修が行われる

  • 2013年07月29日
  • 北海道研修に参加した平成25年度(第19期)装蹄師認定講習会受講生11名
    北海道研修に参加した平成25年度(第19期)装蹄師認定講習会受講生11名
  • 日本軽種馬協会静内種馬場の種牡馬を見学。脚元を見る眼差しは真剣そのもの
    日本軽種馬協会静内種馬場の種牡馬を見学。脚元を見る眼差しは真剣そのもの
  • 田中弘祐日本軽種馬協会静内種馬場調査役の講義も受講した
    田中弘祐日本軽種馬協会静内種馬場調査役の講義も受講した

   7月22日から27日まで5泊6日の日程で、公益社団法人日本装削蹄協会・装蹄教育センター(栃木県宇都宮市)は、平成25年度(第19期)装蹄師認定講習会北海道研修を行った。

   装蹄教育センターは、馬の蹄の管理を専門的に扱う認定装蹄師を養成する、国内唯一の教育機関。公益社団法人日本装削蹄協会が主催する1年間の装蹄師認定講習会を受講し認定試験に合格すると、2級認定装蹄師資格を取得することが可能になる。今年4月に開講した平成25年度装蹄師認定講習会には、18歳から27歳までの11名(女性1名含む)が受講している。

   7月22日に北海道入りした一行は、帯広競馬場でばんえい競馬を見学。23日は浦河へ移動しJRA日高育成牧場で施設の見学や講義を受けた。24日は浦河町内の生産牧場や育成牧場において、開業装蹄師の指導のもと実習。25日には新ひだか町で北海道市場や日本軽種馬協会静内種馬場の見学や研修、新和牧場での実習を経験した。26、27日は安平町のノーザンファームで研修。途中で社台スタリオンステーションにも立ち寄り、人気種牡馬たちを見学した。

   第19期講習生11名の希望進路先は、JRA職員、乗馬関係、JRA開業装蹄師、生産地など百人百様。北海道での研修は生産から育成、競走、繁殖まで、競走馬のサイクルをすべて学べることもあり、11名は先輩や研修先での講師の説明やアドバイスを真剣な表情で聞き入っていた。

   来年4月に開講する公益社団法人日本装削蹄協会の平成26年度装蹄師認定講習会は、8月27日から9月21日まで受講生の願書受付(第1回)を開始。8月17日、9月21日には装蹄教育センターにおいて、体験学習会も開催する。詳細は公益社団法人日本装削蹄協会ホームページ(http://www.farriers.or.jp/)まで。