馬産地ニュース

JRA日高育成牧場で育成技術講習会が行われる

  • 人馬の主従関係の確立について実践
    人馬の主従関係の確立について実践
  • 講習会の出番を待つセイウンワンダー
    講習会の出番を待つセイウンワンダー
  • 挨拶する石丸睦樹JRA日高育成牧場業務課長
    挨拶する石丸睦樹JRA日高育成牧場業務課長
  • 講師を務めた戸本一真氏
    講師を務めた戸本一真氏

 7月17日夜、浦河町西舎のJRA日高育成牧場乗馬厩舎屋内馬場において育成技術講習会が行われた。

 この講習会はJRA日高育成牧場の主催。講師にはJRA馬事公苑所属の戸本一真氏を招き、馬術と競馬に共通した考え方やトレーニング方法が紹介された。

 講習会には地元浦河町からだけでなく、日高町や平取町、胆振方面からも多くの牧場関係者が出席。講義に先立ち主催者を代表して石丸睦樹JRA日高育成牧場業務課長は「本日は遅い時間にもかかわらず、遠方から、またセール終了後のお忙しい中、来場ありがとうございます。講師の戸本さんは障害馬術の分野のトップライダーです。今日の講習会で学んだことを、皆様の育成馬や競走馬の調教の参考にしていただければと思います」と挨拶した。

 講師の戸本氏は日本馬術連盟プログレスチームメンバーの一人。2013年CSI-W CHIBAグランプリ優勝、2013年CSI-3★KAKEGAWAミニグランプリ優勝、2012年全日本障害MAクラス優勝など、これまでに数々の馬術の競技大会で素晴らしい成績を残している。

 講習会で戸本氏は、ハミ受けについてや競走馬と障害馬の収縮と伸展のサイクルの違い、収縮状態へのアプローチの方法などについて口頭で説明。続いて、実馬を用いて人馬の主従関係の確立の仕方、正しい道具の選び方、適切な馬具の実施方法、道具の効果と弊害について詳しく解説した。

 実技ではJRAブリーズアップセール出身馬で、後に2008年の朝日杯フューチュリティS(Jpn1)を制し、現在はJRA日高育成牧場で乗用馬として繋養されているセイウンワンダーも登場。戸本氏の指示に従いながら馬場を軽やかに駆け回った。

 最後の質疑ではトップライダーの教えを請おうと質問が続出。終了予定時間を過ぎても活発なやり取りが続いていた。

 講習会に出席した参加者は「とても勉強になった。取り入れられるところは明日からの調教に取り入れていきたい」と満足そうに会場を後にしていた。