BTC屋内直線馬場コースの試走会が行われる
7月17日、浦河町西舎の軽種馬育成調教センター(BTC)の屋内直線馬場コースの試走会が行われた。
BTCは平成5年にオープン。この直線1000mのウッドチップ屋内馬場は、2年ごとに路盤上層部の10cmのウッドチップを入れ替えてきたが、長年の使用で下層部の劣化が進み、調教中の落鉄などが問題になっていたことから、今回オープン後初めて25cmの路盤を全面的にリニューアルした。
新たなウッドチップはクッション性に優れ、ヤニが出にくく割れやすい胆振・日高産のカラマツを使用。JRA日本中央競馬会からカラマツの提供を受け、BTCの職員が自ら重機を操り1ヵ月ほどかけ改修工事を行った。
試走会には普段からBTCを利用して強い馬づくりに励む、近隣の育成牧場のスタッフが参加。BTCの育成調教技術者研修で研修生の先生役を務める研修馬に騎乗して、リニューアルされたコースの感触を確かめながらゆっくりとキャンターで駆け抜けた。
試走を終えたスタッフは口々に「クッションが良くなった」、「滑らなくて走りやすい」、「最高でした」とニッコリ。試走を見守った高松勝憲BTC日高事業所長は「これからも利用者の方からの要望を取り入れて使い勝手の良い施設にしていきますので、気づいたことがあったらお申し付けください」と話していた。
リニューアルされた屋内直線馬場コースは18日から開放。さっそく多くの利用があったという。