セレクトセール2013見学と北海道牧場見学の旅が行われる
過去の名馬と、未来の名馬に会える「セレクトセール2013見学と北海道牧場見学の旅」が7月7日から2泊3日の行程で行われ、東京、埼玉、千葉、大阪、九州など日本全国から25人の熱心なファンが参加しました。
一行は7月7日に羽田空港に集合。馬産地ツアーの常連の方同士はもちろん、初めて参加する方も、馬という共通の話題があるので最初から打ち解けたような雰囲気で馬産地日高へと向かいます。
最初の目的地はビッグレッドファーム。ステイゴールド、アグネスデジタル、タイムパラドックスといった往年の名馬たちに加えて、同ファームが大きな期待とともに導入した米国のケンタッキーダービー馬アイルハヴアナザーが1頭ずつ展示されました。またちょうど放牧開始時間に重なったためにアドマイヤマックスやスパイキュール、ロージズインメイ、コンデュイットといった馬たちが元気よく放牧地を駆けるシーンも見ることができたのは嬉しいハプニングでした。
続いて向かったのはダーレージャパンスタリオンコンプレックス。ここではジャパンカップ優勝馬アドマイヤムーンや、来年から産駒をデビューさせるディープスカイ、地方競馬の雄フリオーソほかエイシンフラッシュの父キングズベスト、ケンタッキーダービー馬ストリートセンスなどがていねいな説明とともに紹介されました。
ブリーダーズスタリオンステーションでは宝塚記念優勝のナカヤマフェスタやアーネストリー、日本ダービー馬ジャングルポケット、産駒活躍中のブラックタイドを展示。その後、時間が許すまで同スタリオンにけい養される馬たちとの再会を果たしました。
翌日は、セレクトセール。ディープインパクトやキングカメハメハ、マンハッタンカフェなどのチャンピオンホース、チャンピオンサイアーを輩出してきた大舞台です。それだけに関係者以外は入ることさえ許されない聖地なのです。午前9時すぎに会場に到着すると、会場内での禁止事項などを再確認。そして少人数のグループに分かれてせり会場内を見学していただきました。まだあどけなさを残す馬たちが数千万円、なかには1億円以上で取引されることもあり、その迫力には多くの人が驚きと羨望のまなざしを向けていました。
「ステイゴールドが好きなので、ステイゴールドと、その子ナカヤマフェスタを見られたのが嬉しいです」「余裕のあるスケジュールだったので、馬をゆっくりと見ることができました」「せりは、いろいろな馬の子供たちが見られるので楽しい」「このせりで取引された馬が競馬場でデビューしたら応援したい」といった声がありました。
今後もみなさまのご理解、ご協力を得て多くの競馬ファンに馬産地を理解いただけるようなツアーを行っていきたいと思います。