馬産地ニュース

サクラローレルが函館競馬場でお披露目

  • 2013年07月01日
  • 函館競馬場でファンに雄姿を披露したサクラローレル
    函館競馬場でファンに雄姿を披露したサクラローレル
  • 左から杉本清さん、髙嶋保宏さん、津田照之さん
    左から杉本清さん、髙嶋保宏さん、津田照之さん
  • ふれあいパドックには多くのファンがサクラローレルを見に訪れた
    ふれあいパドックには多くのファンがサクラローレルを見に訪れた
  • ファンと共に口取り撮影会
    ファンと共に口取り撮影会

 96年の天皇賞(春)(G1)と有馬記念(G1)を優勝し、その年のJRA年度代表馬にも選出されたサクラローレルが、30日に函館競馬場でお披露目された。

 お披露目当日に繋養されている新ひだか町の新和牧場から移動してきたサクラローレルは、函館競馬場内のふれあいパドックへと移動。輸送の疲れも感じさせず、早速、敷き詰められたチップの上に寝転がるなど、リラックスした様子を見せていた。

 第5レースと第6レースの合間、そして最終レースの終了後にはパドックでの展示も行われ、競馬アナウンサーの杉本清さん、競馬エイトの津田照之トラックマンが現役時の思い出を振り返り、そして新和牧場の育成副主任の髙嶋保宏さんが、今の生活ぶりについて話していた。

 今年で22歳を迎えたとは思えないほど若々しい馬体を見た杉本さん、そして津田トラックマンは、「今からでもレースに使えそうです」と驚いた表情を浮かべながら話していた。現在は放牧を中心としながらのんびりとした生活を送っているそうで、髙嶋さんは「手のかかる馬ではなく、とても扱いやすいですね」とおとなしく周回を重ねて行くサクラローレルを見守っていた。

 パドックでの展示では天皇賞(春)(G1)を勝利した時と同じ、1番のゼッケンを付けていたサクラローレルは、全レース終了後にウイナーズサークルでの記念撮影会にも登場。抽選で選ばれたファンと共に、口取り式のような構図で写真におさまっていた。

 また、この日はサクラローレルのオリジナルタオルも販売されており、好調な売れ行きを示していた。オリジナルタオルの売上金は全額、引退名馬繋養展示事業を行う、公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルに寄付されることとなっている。