JRAの平成25年度産地馬体検査第2回北海道地区2日目が行われる
6月19日、新ひだか町・JBBA北海道市場内の施設において、北海道地区の第2回産地馬体検査2日目が行われた。
4月に同じJBBA北海道市場内で行われた第1回産地馬体検査では150頭が受検していたが、今回の受検馬は約半分の82頭。それでも会場に姿を見せた2歳馬たちのほとんどが、暖かくなったことで新陳代謝も進んでいるのか、よりメリハリのある競走馬らしくなった馬体を検査員に見せていた。
検査頭数が少ない第2回産地馬体検査では、第1回の産地馬体検査を安平町早来・北海道ホルスタイン協会家畜市場で受検していた社台グループの2歳馬たち(社台ファーム、ノーザンファーム、ノーザンファーム空港牧場、追分ファームリリーバレー)も移動してくる。
この日、6台の馬運車を連ねてやってきたのがノーザンファーム、ノーザンファーム空港牧場。ノーザンファームのスタッフは、「2歳馬たちにとって初めての長時間移動となりますが、馬運車の練習にもなりますし、環境の変化を感じることで、精神面での強化にも繋がってくれたらいいですね」と話していた。毎年の様にクラシックを賑わすノーザンファームの2歳馬たちだが、この日もディープインパクトやキングカメハメハなど、リーディングサイアーで上位を占める種牡馬の産駒たちが次々と姿を見せた。
母にエリザベス女王杯(G1)と札幌記念(Jpn2)の勝ち馬を持つ、フサイチパンドラの11(牝、父キングカメハメハ)も、順調に調教メニューを消化されている。デビューは秋開催を予定している。また、血統背景や好馬体から、POG(ペーパーオーナーゲーム)媒体でも注目を集めていたジェダイトの11(牡、父キングカメハメハ)も受検。今後は函館開催でのデビューも視野に入れているとのことで、メイクデビューでは注目の1頭となりそうだ。