ドリームジャーニーの初年度産駒が誕生
2009年の有馬記念(G1)、宝塚記念(G1)を制し、春秋グランプリホースに輝いたドリームジャーニー(牡9歳)の初年度産駒が続々と誕生している。
1月25日、日高町の下河辺牧場で産声をあげたのは母プリスティン(母の父Gone West)の栗毛の牝馬。元気一杯のお転婆娘だ。
「母親はゴーンウェストらしい骨太でしっかりした大型馬で、これまでの産駒を見てもそういったタイプが多かったのですが、この馬はやや小ぶりで緩みのあるタイプです。そういう意味では父親に似ているかもしれません。父のように息の長い活躍をして欲しいですね」と下河辺行雄さんはこれまでと違う雰囲気を持った当歳に期待を寄せている。
ドリームジャーニーは父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーンという血統。4歳下の全弟に三冠馬オルフェーヴルがいる。
競走成績は31戦9勝。2006年9月の新馬戦でデビュー勝ちを収めると朝日杯フューチュリティS(G1)を制し、JRA最優秀2歳牡馬に選出された。その後も毎年コンスタントに重賞を勝ち、2009年の宝塚記念(G1)、有馬記念(G1)で史上6頭目となる春秋グランプリ制覇を成し遂げ、JRA最優秀4歳以上牡馬のタイトルを獲得した。
初年度は95頭に配合。不動の人気種牡馬ステイゴールド最良の後継種牡馬として、大きな期待を背負っている。